共感の先、信頼をいかにつくるか? — 機能を超える、大塚製薬、Netflix、ボルボ・カー・ジャパンのブランディングの取り組み

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参加者
・大塚製薬 ニュートラシューティカルズ事業部 執行役員 事業企画(市場分析・教育担当)部長 川上 智也 氏

・Netflix Director, Head of Consumer PR and Corporate/Tech PR 松尾 崇 氏

・ボルボ・カー・ジャパン マーケティング部 ディレクター 関口 憲義 氏

・JAPAN CMO CLUB Founder 加藤希尊氏

写真左から、大塚製薬 ニュートラシューティカルズ事業部 執行役員 事業企画(市場分析・教育担当)部長 川上智也氏、JAPAN CMO CLUB Founder 加藤 希尊氏、 ボルボ・カー・ジャパン マーケティング部 ディレクター 関口憲義氏、 Netflix Director, Head of Consumer PR and Corporate/Tech PR 松尾崇氏。

共感軸のコミュニケーションで、市場縮小の危機を乗り切る

5月24日、「JAPAN CMO CLUB」の21回目となる研究会が大塚製薬、Netflix、ボルボ・カー・ジャパンの3社が参加して開催された。5月29日にKDDIと提携を発表したNetflix、「ポカリスエット」の高校生のガチダンスCMで注目を集める大塚製薬、昨年10月に世界で2店目となるブランドコンセプトストア「ボルボスタジオ青山」をオープンしたボルボ・カー・ジャパンと経営、そしてブランドコミュニケーションにおいて、常に新しいことにチャレンジをし続ける3社だ。3社のディスカッションでは現在、多くの日本企業が抱える課題をものともせずに乗り越えていく新たな切り口が見えてきた。

加藤希尊氏

例えば、JAPAN CMO CLUBのFounderである加藤希尊氏は、これまで80社を超える企業のマーケターとの対話を通じて、企業のマーケティング課題の共通点に「スマート化」、「コモディティ化」、「人口減少」の3点を挙げている。そして、研究会ではこの3つの課題に対する各社の対応について発表をし、議論を重ねてきた。しかし、今回集まった3社はこれらの課題について、口をそろえて「問題にしていない」と回答した。

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