フリーランスはコンビニのペットボトル飲料
突然だが、私は片思いが大嫌いだ。心を砕くばかりで結果が出ないからである。しかし、両思いの幸福は片思いの不幸を超える。そういった意味では、片思いは必要悪だと言える。
独立直後のフリーランスはクライアント不在の独り身状態、片思い中だ。この片思いは続けば続くほど金銭的に困窮する死活問題なので、私は両思いになるために自分を「コンビニのペットボトル」だと定義した。クライアントは喉が渇いてコンビニにふらりと立ち寄った客であり、私は陳列棚にずらりと並ぶペットボトル飲料の1本である、と。