【前回の記事】「『カメラを止めるな!』はなぜ爆発的にヒットしたか、考えられることを考えてみる」はこちら
前回の記事を公開してから早くも1カ月経ちました。そしてその後も、私はまだ『カメ止め』について考えています。まるでウィルス感染者のように、それにしてもなぜ?と悩んで熱にうなされているのです。
悩むあまり、10月3日には角川アスキー総研さん主催で「カメ止めヒットの理由」をテーマにしたセミナーをやってしまいました。同総研の吉川栄治氏によるエンタメツイート分析を披露してもらうのと、『カメ止め』プロデューサー・市橋浩治氏をお招きし、公開に至る過程、さらには拡大公開の経緯なども根掘り葉掘り詳しく聞いたのです。
その市橋さんのお話には、そこまで私が得ていた以上の情報が満載で、いくつか考えを新たにさせられる点がありました。
『カメ止め』は口コミがSNSで広がって大ヒットしたのはまちがいないのですが、そこに二枚も三枚も、別の要素が加わっていた。麻雀で言うと、口コミだけで満貫にはなっていたのが、口コミ以外の要素がイーハンもリャンハンも加わって三倍満できちゃった、みたいなことです。麻雀に例えても若い人は知らないでしょうけど。
「ビデオコミュニケーションの21世紀〜テレビとネットは交錯せよ!〜」バックナンバー
- 伝えたいことが見つかれば、それがブランドジャーナリズム(2022/5/24)
- インターネットで「メディア」は生き残れるのか? JICDAQに取材して考えた(2021/4/30)
- 「楽しくなければテレビじゃない」時代はもう終わっている。(2021/3/25)
- YouTubeは「第6のテレビ局」になろうとしている。(2021/2/16)
- 2020年、日本の広告業界は谷口マサトを喪った。(2020/12/25)
- ネット広告はテレビ広告を超えたけど、ネットメディアはマスメディアを超えたのか?(2020/7/27)
- 広告のいちばん重要な機能は「心を動かすこと」です。(2020/3/13)
- 逆襲するテレビ〜視聴率は世帯から個人へ、量から質へ(2019/3/08)
新着CM
-
クリエイティブ
明治「スーパーカップ」のある普通の日々、WebCM第二弾が公開に
-
AD
インターブランドジャパン
日本初の「ブランディング」を評価するアワード エントリー受付中!
-
広告ビジネス・メディア
欲望で捉える広告ビジネスの過去・現在・未来 安藤元博×森永真弓×嶋浩一郎
-
クリエイティブ (コラム)
新コラム「まちの『よくわからない』コピーライター」がスタートします
-
AD
マーケティング
“すべてを内製化”が唯一の正解ではない 運用型広告のインハウスに必要な視点とは
-
人事・人物
ネスレ日本、販促企画部長ほか(22年8月1日付)
-
広告ビジネス メディア (コラム)
美しい提案なら負けても良い? コンペの「軌道修正」を阻む要因
-
販売促進
通信教育が2ケタ減 5月度の通販売上高
-
特集
みんなで考えるSDGsアクション