ラクして、ひらめく。これからの時代のミニマルアイデア発想法 ~その1「忙しい」を捨てよう~

「企画にいろんなことを詰め込みすぎてアイデアがつまらない」「デジタル時代の生活者に何が効くか分からない」そんな経験はありませんか?
そんな時はいろんなものを「捨てて」みましょう。
このコラムでは、余計な思い込みを捨てることによってアイデアを生み出す、これまでになかった「捨てる」アイデア発想法をご紹介します。

「最近忙しいですか?」

こう聞かれたらあなたはどう答えますか。

 

僕はいつも「全然ヒマですよ」と答えます。

もちろん仕事やプライベートの予定が立て込んでいてバタバタしている時もあるのですが、あえてヒマですと言うようにしているのです。

なぜかと言うと、これは「あなたの話を聞く時間はありますよ」「何か仕事があれば手伝いますよ」ということを伝えたいからなのです。

いつも眉間にしわを寄せて忙しそうにしている人には、なかなか話しかけづらいですよね。

まずは「忙しい」という気持ちを捨ててみましょう。

ヒマそうにしていることによって、より話しかけやすい雰囲気を意識的に作り出してみるのです。そうすることによって、新しい情報に出会えたり、面白い仕事のきっかけが生まれるかもしれません。

そして、実際にヒマな時間を作ってみるのも大事なポイントです。スケジュールを目一杯詰め込むのではなく、あえて何もしない時間を作るのです。

机の引き出しもいつもぎゅうぎゅう詰めだと新しい書類は入りません。少し隙間を作って広げることによって、初めて新しい書類が入るようになるのです。

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Googleも導入する20%ルール

Googleには有名な20%ルールというものがあり、これは従業員の勤務時間中の一定時間を、通常の職務を離れて従業員自身が取り組みたいプロジェクトに費やすことができるというもので、この20%ルールを使ってGmailやGoogleマップが生まれたと言われています。

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