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ラクして、ひらめく。これからの時代のミニマルアイデア発想法 ~その1「忙しい」を捨てよう~

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Googleも導入する20%ルール

Googleには有名な20%ルールというものがあり、これは従業員の勤務時間中の一定時間を、通常の職務を離れて従業員自身が取り組みたいプロジェクトに費やすことができるというもので、この20%ルールを使ってGmailやGoogleマップが生まれたと言われています。

脳科学者の茂木健一郎さんは、著書の中でこの20%ルールは推奨したい取り組みだと述べ、「仕事に忙殺される日々を繰り返すことは、脳にも、身体にも、決して良い影響を及ぼしません。たとえ仕事の時間を削ってでも、心身にゆとりの時間を与えることで、仕事のクオリティは格段にアップします。結果、大きな成果も得られるでしょう」(『脳を最高に活かせる人の朝時間』茂木健一郎 河出書房新社)と語っています。

このように、自分の中に新しい情報や仕事が入るスペースを意識的に作ることによって、考え方の幅も広がり、革新的なアイデアを生み出す可能性も出てくるのです。

限られた時間の中で積極的にヒマな時間を作り、思いっきり自分の好きなことに時間を使ってみましょう。そうすることで、新しい人や情報との出会いを作り出すのです。これまでは「ヒマな人」は仕事のできない人と思われてきましたが、これからは「ヒマな人」と見えた方が得な時代になってくるのではないでしょうか。

何より、自分の中に心のゆとりを持つことは気持ちを楽にして人生を豊かなものにしてくれます。積極的にヒマな時間を作り、まわりにアピールしていきましょう。

捨てる格言

「ヒマだよ」を口癖にしよう

(次回の更新は6月21日予定)

本コラムの内容は、下記書籍の抜粋です

書籍案内
アイデアは捨てるとうまくいく』(好評発売中)
著者:堀宏史
イラスト:ヤギワタル
価格:1,600円+税
体裁:四六判/212ページ