業界の常識「広告はセールス」はいつから広まった? 広告の歴史を学ぶ その➁

ホプキンスの時代に生まれた広告の「アテンション、合理的説得、ルール」

ポール・フェルドウィックによれば、ホプキンスが「科学的広告」と呼んだ「広告がセールス」であるとする前提において、後の広告界に影響を与えたコンセプトは3つあります。

1つ目は、「広告におけるアテンション(関心を引くこと)の重要性」です。特にこのアテンションはホプキンスと同じ年に心理学で学位をとったハーバードビジネススクールの教授、ダニエル・スタークによって広告会社の広告の評価基準をつくり出しました。スタークは、AAAA(アメリカ広告業協会)の調査部門のヘッドとして新聞や雑誌の広告の効果測定として「スタークスコア」を発案したことで知られています。

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鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)
鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)

1991年広告会社の営業としてスタートし、ナイキジャパンで7年のマーケティング経験を経て2009年にニューバランス ジャパンに入社し現在に至る。ブランドマネジメントおよびPRや広告をはじめデジタル、イベント、店頭を含むマーケティングコミュニケーション全般を担当。

鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)

1991年広告会社の営業としてスタートし、ナイキジャパンで7年のマーケティング経験を経て2009年にニューバランス ジャパンに入社し現在に至る。ブランドマネジメントおよびPRや広告をはじめデジタル、イベント、店頭を含むマーケティングコミュニケーション全般を担当。

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