2017年、それぞれ社名を変更したLIFULLとパーソルホールディングス。社内改革とともにコーポレートブランディングに注力している2社がその背景や具体的な社内外への情報発信の取り組みについて語った。
※本記事は宣伝会議主催のイベント「コーポレートブランディングカンファレンス 2019」(7月2日)内で行われた講演をレポートしたものです。
LIFULL(ライフル)×パーソルホールディングス
ブランド価値は企業戦略の中心
—2社とも近年、社名を変更しました。社名変更とコーポレートブランディングに注力することになったきっかけを教えてください。
LIFULL執行役員/Chief Creative Officer
川嵜鋼平(かわさき・こうへい)氏
2017年5月LIFULL入社。ブランド、プロダクト、コミュニケーション、研究開発など全社のあらゆる領域のクリエイティブを統括。それ以前は企業のクリエイティブディレクションを数多く手がけ、国内外の160以上のデザイン・広告賞を受賞している。
川嵜鋼平(かわさき・こうへい)氏
2017年5月LIFULL入社。ブランド、プロダクト、コミュニケーション、研究開発など全社のあらゆる領域のクリエイティブを統括。それ以前は企業のクリエイティブディレクションを数多く手がけ、国内外の160以上のデザイン・広告賞を受賞している。
川嵜:
私たちLIFULLは、「あらゆるLIFEを、FULLに。」というコーポレートメッセージを掲げ、世界中のすべての人の暮らしや人生を、安心や喜びで満たすライフソリューションをつくっていこうと事業運営をしています。
「LIFULL HOME'S」という日本最大級の不動産・住宅情報サイトがよく知られていますが、それ以外にも介護やインテリアなど、あらゆるライフソリューションを提供しています。
そんな私たちが2017年4月に「ネクスト」から「LIFULL」に社名を変更したのは、企業の根幹となるマスターブランド戦略を推進していく必要があると感じたからです。
しかし消費者から「どんな事業を展開している企業なのか分からない」という声が寄せられるなど、課題も出てきました。そこで、「あらゆるLIFEを、FULLに。」というコーポレートメッセージを一方的に伝えて社名認知を高めるだけではなく、消費者にとってどのような価値があるか、専門用語で言えば“ブランドパーパス(ブランドの存在目的)” を明確にする必要性も感じました。
パーソルホールディングスグループ経営戦略本部 経営企画部広報室 室長
大橋直子(おおはし・なおこ)氏
2007年パーソルキャリア(旧 インテリジェンス)入社。2015年にパーソルホールディングス(旧 テンプホールディングス)経営戦略本部ブランドコミュニケーション部に広報として異動。部内でブランド推進室を立ち上げ、グループブランディングを担当。2018年7月から現職。
大橋直子(おおはし・なおこ)氏
2007年パーソルキャリア(旧 インテリジェンス)入社。2015年にパーソルホールディングス(旧 テンプホールディングス)経営戦略本部ブランドコミュニケーション部に広報として異動。部内でブランド推進室を立ち上げ、グループブランディングを担当。2018年7月から現職。
大橋:
パーソルは「はたらいて、笑おう。」をコーポレートスローガンに、人と組織に関する社会課題を解決していく企業グループになります。


