セールスとクリエイティブを統合した「ブランド」の役割 広告の歴史を学ぶ その④

70年代のアカウントプランナーが見出した「ブランド」という全体性

「セールス」と「感情や感覚を扱うクリエイティブ」の分離は、広告業界の組織においては営業部門とクリエイティブ部門の分離という形で現れました。また、セールス型の「メッセージ記憶」のような定量調査と、モチベーションリサーチによってはじまった消費者インタビューのような定性調査の両方を扱う調査部門は、その両方からも独立している部門になり、ときには営業部門を助け、ときにはクリエイティブに役立つ発見をもたらしました。このような部門ごとの役割は、いまでも珍しくはないように思います。

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鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)
鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)

1991年広告会社の営業としてスタートし、ナイキジャパンで7年のマーケティング経験を経て2009年にニューバランス ジャパンに入社し現在に至る。ブランドマネジメントおよびPRや広告をはじめデジタル、イベント、店頭を含むマーケティングコミュニケーション全般を担当。

鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)

1991年広告会社の営業としてスタートし、ナイキジャパンで7年のマーケティング経験を経て2009年にニューバランス ジャパンに入社し現在に至る。ブランドマネジメントおよびPRや広告をはじめデジタル、イベント、店頭を含むマーケティングコミュニケーション全般を担当。

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