つらい“カロリー制限”の必要がなくなるかも!? 遺伝子解析ベンチャー・代表が語る「ゲノム研究」の可能性

※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。

ファッションデザイナー、起業家、インフルエンサーなどマルチに活躍するハヤカワ五味さんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「マスメディアン 妄想の泉」。この番組では、さまざまなフィールドで活躍する起業家やクリエイター、アーティストをゲストに迎え、未来を面白くするヒントを“妄想しながら”探っていきます。3月7日(土)の放送は、前回に引き続き、株式会社ジーンクエスト 代表取締役の高橋祥子さんが登場しました。

「生物学的には多様性が必要」

遺伝子解析サービスを手がけている高橋さんは、「今の社会において、マイノリティ(少数派)と呼ばれている人がいますが、例えばLGBTの人が子どもを残しにくいと仮定すると、時代とともにどんどんと減っていくはずじゃないですか。でも、どの時代にも絶対に(LGBTの人は)同じ割合いるということがわかっています。

なぜなら、性的嗜好がマイノリティの人は、性的嗜好以外のところで“生存に有利”な性質を持っているという研究が最近出てきています。そういう人たちを否定するということは、人類という種全体の生存の可能性を否定しているので、自分を否定しているようなもの」と指摘。

だからこそ、「生物学的には、“マイノリティだから”ではなく、科学的に考えると種全体の最適のために、“多様性”が必要」と声を大にします。

そんな見解を受けて、ハヤカワさんは「それこそが多様性の本質だと思う。自分がマイノリティだったとしても、それが“種”に貢献しているかもしれないと思うと、自分なりのレアさとか、特別になっていく気がします」とコメント。

遺伝子研究で寿命が延びる!?

2025年には団塊の世代が後期高齢者になり、現在の“超高齢化社会”を超えたさらなる高齢化社会を迎えようとしている日本。高橋さんによると、長寿に関する研究は、特にアメリカが進んでいるそうで、「長寿に関する研究をしているベンチャーだけを支援するファンドがいくつもある。基本的には、“老化”を1つの病気だと定義して、その治療薬を開発している」と現状を語ります。

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