2つの国をおむすびで結ぶ「United Rice Ball」開催レポート 今年はタイ×日本で実施

「2つの国のお米を混ぜたおむすびで、2つの国をむすぶ。」

そんなコンセプトで昨年始まった「United Rice Ball」が今年も開催された。

第1回となる昨年は、スペイン×日本をテーマに両国の米を混ぜたおむすびを開発。料理研究家やお米の専門ライターらがチームを組んで実現した。「お米を混ぜる」と言っても、ただ一緒に炊くのでは美味しくならない。生のスペイン米を先にオリーブオイルで炒め、炊飯器で日本米と一緒に炊くといった具合に、試行錯誤の末にレシピが開発されている。

「United Rice Ball」主催メンバー。電通Bチームを率いてきた倉成英俊さんの個人プロジェクトとしてスタートし、チームが結成された。

昨年のイベントで提供された4つのおむすび。基本の塩むすびに加え、スペインらしいパエリアむすびなどが揃う。

昨年のイベントの様子。スペイン国営の四谷のギャラリーで実施。スペイン大使や元国連大使、スペインのミュージシャンまで計156人が参加し、たくさんの人と人が混ざり、結ばれた。

昨年は、両国からを中心に参加者が集い、プロの握った4種類のおむすびとスペインワインや日本酒に舌鼓を打った。主催者によるトークや参加者同士のおしゃべりも大いに盛り上がった。

今年は、新型コロナウイルスの影響でリアルイベントの開催が難しくなり、一時実施を断念しかけたものの、オンラインで開催することを決意。9月26日にタイ大使館と各家庭をつないで開催された。

昨年のリアルイベントの熱気を、今年いかにオンラインで再現したのか?

昨年の開催内容と比較しながら、オンラインイベントならではの試みをレポートする。

次ページ 「1.おむすびの調理は自前で」へ続く

1.おむすびの調理は自前で

参加申し込みは、クラウドファンディングMakuake経由で。申し込むとこんなキットが届く。米袋の中には、タイのジャスミンライス(体で一番人気の香り米カオホンマリ)と福島県の品種「里山のつぶ」が入っている。いずれも、お米ライターの柏木智帆さんがチョイスしたものだ。

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