「存在を否定されてばかりだった…」コピーライター野澤幸司が味わった駆け出し時代の挫折

※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。

ファッションデザイナー、起業家、インフルエンサーなどマルチに活躍するハヤカワ五味さんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「マスメディアン 妄想の泉」。この番組では、さまざまなフィールドで活躍する起業家やクリエイター、アーティストをゲストに迎え、未来を面白くするヒントを“妄想しながら”探っていきます。11月7日(土)の放送は、前回に引き続き、コピーライターの野澤幸司さんが登場しました。

名コピーを生み出す2つの手法

もともと、「異常な“観察癖”と“シニカルさ”を持ち合わせている」という野澤さんがコピーやフレーズなどを手掛ける際、「大きく2種類のやり方がある」と言います。

1つは、例えば電車に乗ったり、街を歩いたりしているなかでふと見かけたちょっと変わった人や変なやり取りなど「世の中の日常から“あるある”を切り取っていくパターン」。そしてもう1つは、「SNSやニュースサイトなどを見て、いまの世の中のトレンドを見ながら探していくパターン」。

野澤さんのように、人や世の中を観察するという視点について、「なにかモノをつくる、クリエイティブすることに対して必要なことだと思う」とハヤカワさん。というのも、自身もコンプレックスや価値観、生きづらさなどをキーワードに仕事をしていることもあり、「人のコンプレックスを言い当てるのが得意。観察して、“多分この人はこれが気になっているんだろうな”という部分を見つけたり、それをルール化していくことを普段からしていて、自分がつくるモノに関わらせたりしている」と話します。

そうした感覚は「近いかもしれない」と共感する野澤さん。打ち合わせや普段の実務のなかで接する人のふとした言動から着想を得ることも多いそうで、「『ちょっと一瞬いいかな?』と言われて、2時間くらい拘束されて“なんなんだろうな”って(笑)。職場って、“この人、この言葉をよく使うな”というような人たちが集まっている場所だと思うので、(ちょっとしたアイデアなど)いくらでも材料は集められる」と話します。

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