【前編】「大手広告主からも相談がくるD2C支援フラクタのマーケティング戦略(BtoB Marketing Case前編)」はこちら
【記事のポイント】
1.DtoC事業に取り組むクライアント層はベンチャーから中小、大企業まで広がっている
2.フラクタのブランドマーケティング活動のキーワードは「粒子性」と「波動性」
3.広告・宣伝活動は、正しい情報を世の中に発信していくためのパブリックなチャンスとして捉える
4.宣伝会議の魅力はメディアの豊富さとトラディショナルさ
—フラクタ様のマーケティング戦略=ブランドマーケティング戦略というお話がありましたが、具体的にどう動いていくのかについてはどのように捉えていますか?河野氏:
一般的にファネルで表現されることの多いブランディングですが、重要だと考えているのは、ブランドマーケティング活動には「粒子性」と「波動性」があるということです。広告露出を一気に増やした時の「あの広告を見た」「認識した(終了)」という反応が粒子に当たります。テレビも基本的に粒子性が強く「あ、ふーん」「有名だね」とはなりますが、その多くが知るという行為で完結し、心の変動、共感が起きる可能性は低い。
一方で「波動性」というものがあり、かつていた音楽業界で例えると、曲を売るためにはスキー場や海、カフェなど色々な場所で流すのが肝心で、何度か聞いていくうちに「あれ?この前もこの曲流れていたな」「最近有名だな」「すごいな、聞いてみよう」と興味を持ってもらえるようになる。これは「波動性」があるから心の変動が起きて、結果的に興味を持ってもらえていると言えます。
