積水ハウスとマリオット・インターナショナルは3月16日、日本初上陸となるブランド「W(ダブリュー)」として世界で58番目となるラグジュアリー・ライフスタイルホテル「W Osaka」を開業した。
コンセプトは、“泊まるだけのホテルじゃない、クリエイティビティを解き放つ「大人の遊び場」” 。コロナ禍でインバウンドが縮小するなど、ホテル業界にとって逆風下での開業だが、革新的でインスピレーションに富むホテルとして注目を集めている。
総支配人の近藤豪氏は「私たちが開業するのは、ホテルではなく“目的地”であると捉えています。『W Osaka』があるから大阪に行こう、と思ってもらえるような魅力が詰まった場所でありたい。大阪から日本を元気にし、世界に情報を発信したい」と抱負を語った。
ターゲットはミレニアル世代
1998年にニューヨークで誕生した「W」。同社が掲げるコアバリューは、BOLD(大胆さ)、WITTY(知性、小生意気さ)、INSIDER(情報力、高いアンテナ)の3つだ。
マリオット・インターナショナルのカール・ハドソン氏(日本・グアム担当 エリアヴァイスプレジデント)によると、これらは大阪人にも共通している。大阪には「ウィットに富んだ明るい性格」や「自分の言葉で発信する力」を持っている人が多いからである。背景には商人の町として栄えてきた歴史や文化もある。そして、同ホテルがターゲットとするミレニアル世代の価値観とも符合するものだという。
