美大、クリエイターを目指したきっかけ
続いては、佐藤さんが美術の世界に進むきっかけとなった原点に迫ります。子どものころから絵が大好きだったものの、職業にするまでは考えていなかったそう。
転機が訪れたのは高校生のとき。大学受験を目指すにあたり「文系か理系に分かれなさい」と言われ、自身の進路について真剣に向き合ってみたものの「どっちにも行きたくなかった」と言います。そんななか、同学年で1人だけ美大を受験する生徒から「可士和のお父さんは東京藝術大学美術学部建築科卒だし、美術をやらないの?」と聞かれ、はたと思い当たったと話します。