コラム

嶋野・尾上の『これからの知られ方(仮)』

第6回 SNSを使って話題を呼ぶ、73歳の寿司職人「鮨ほり川」(前編)

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【前回】「第5回 テレビ東京・伊藤P「テレビ東京的思考法」(後編)」はこちら

これから新たに商売やビジネスを(主にネットで)始める方に向けた「知られ方」についての連載です。知られるための第一歩として、とても大事なのが、自分のセールスポイントの中から「何を強みとして選ぶか」。このコラムでは、広告業界でさまざまな成功事例をつくってきた広告クリエイターの2人が、個人の商売・ビジネスでの「強みの選び方」と「その知られ方」について、役立つ情報を発信していきます。

ご感想などはこちらから:『嶋野・尾上の「これからの知られ方」』へのお便り

まさに「知られ方」に悩むお便りが届きました

嶋野:はい、こんにちは。この連載はですね、広告の仕事をしている二人が、個人がブランドを始める時代における知られ方について考えていく番組です。

第1回は、広告の歴史を紀元前からどういう形で広告コミュニケーションが生まれてきたのかということを振り返ってまいりました。第2回、第3回は、世界初のクラフトコーラであります伊良コーラさんのお話を、第4回・第5回は『池の水ぜんぶ抜く』とか、『モヤモヤさまぁ~ず2』のプロデューサーであられます、伊藤さんの話を聞いてまいりました。そして今回は第6回ということになっております。

っていうか、めちゃくちゃ時間あきましたね?なんでです?

尾上:いや、僕が聞きたいですよ。なんでなんですかね。

嶋野:すみませんでした。

尾上:すみませんでした。

編集部:すみませんでした。

嶋野:時間は空いたものの、伺った話は普遍的で色あせない学びがあるので少しだけ手を入れて公開させていただきます。

尾上:よろしくお願いします。そして、だいぶ前にきたんですが、お便りが。

嶋野:すばらしいですね。

尾上:はい。じゃあちょっと読ませていただきますね。ペンネーム「ケアレ・スミス」さんですね。

嶋野:はい。

尾上:「いつも配信楽しみにしております。伊良コーラ小林さんの『ワクワクが単なる直感ではない』という話など、興味深く聞かせてもらいました。さて、デジタルに精通されていらっしゃるお二人に質問なんですが、私の実家が祖父の代から豆腐屋を営んでおりまして、昔ながらの商人気質な豆腐屋で、最近のムーブメントにはついていけておらず、何から手をつけてよいものか迷っているようなのですが、こういったことから始めたらいいよ的なお二人のおすすめなどがありましたら教えていただけると助かります」という。

嶋野:なんと。

尾上:びっくりしました、ガチなのが来ましたねっていう感じで。

嶋野:豆腐好きですか。

尾上:豆腐好きですよ。

嶋野:あ、僕も好きなんですよ。近所の、多分もうすごい古い、近藤豆腐っていうところにいつも行って、豆乳を買って、家で湯葉をつくっているんです。バーミキュラみたいなもので、温度を一定にすると湯葉ができて。

尾上:ああ、いいっすね。

嶋野:ご質問にお答えすると、まず知ってもらうというところからっていうのは、思いましたけどね。どうですか、尾上さん。

尾上:そうですね。だからどういった部分が、知られると(いいのかというと)。まあ祖父の代からやられているということは、やはり何かしらのすごい武器があるのではないかなっていう感じがしますけど。そこをこう、うまいこと取り出して、世に突きつけるっていうのがいいんじゃないかなと思ったりします。

嶋野:ちょっと見てみたい、食べてみたいですよね。

尾上:まあそうですね、はい。ただ豆腐いきなり送ってこられてもちょっと、保存する方法が僕らはあんまりなかったりするので、困りますけど。

嶋野:ハハハ。でも尾上さんはそういう、ブランドのWebでの見え方とかをつくるのがすごく上手じゃないですか。(森永乳業の)『ピノ』の事例とか。

尾上:ああいやいや、まあがんばっておりますけども。

嶋野:私は逆にPR視点といいますか、世の中の今の流れとか課題とかと、その商品を接着するのがわりと好きだったりするんですけども。まあ今の、たとえば豆腐って、仮にお題があったときに。尾上さんだったらどういうふうなやり方を、アプローチの考え方としてやるんですか。

尾上:そうですね。まあもちろん、先ほどちょっと言ったような、その豆腐屋さんならではのものを探すということも一つあるんですけど。

嶋野さんがいま豆乳を買いに行ってるって言ってましたよね。だから散歩になるわけですよね、それが。今はあんまり出かけられなかったりしますけど、でも「近所の散歩とかしないと健康的じゃないよね」って思ったときに、豆腐屋に行って帰ってくるみたいな……ちょっと楽しみとしてあるじゃないですか。

近所の散歩コースみたいなものをどんどんその豆腐屋さんが提案していくとか。で、毎回そこに豆腐屋さんが入ってくるとか、そういった考え方もあったりするかなと。

嶋野:まあスーパーとは違う魅力の散歩道になってると、よりいいですね、それは。

尾上:そうですよね。もちろんスーパーも行くまでは散歩ですけど。もうちょっと町歩きっぽいほうがいいんじゃないかなと。

嶋野:なるほど。私だったらやっぱり、タンパク質とかに対する注目度がすごく世の中で増えている中で。たしか豆腐はタンパク源として、タンパク質が高かったと思うので。そういう文脈で、摂取の方法とか、タンパク質の取り方のレパートリーとしてやるとかは、割と今っぽいかなと思って考えたりしました。

尾上:たしかに。栄養からいく、まさにPR的な。

嶋野:これちょっと、まだまだ議論が尽きないところなので。ぜひ本当にお話を聞いてみたいところではありますね。

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