【前回記事】「疲れきったダメ営業部長をスター営業部長に!~人を動かす、頭皮に優しい仕事術(1)~」 はこちら
部下自身を、ビッグボス化する方法
最近、ニュース性のカタマリのような新庄ビッグボスの指導に注目が集まっている。
清宮へ「やせたらもっとファンにモテるようになるよ!」のようにファンの視点から「意識の外からの声掛け」&毎度のWebニュース化を実現。選手はスマホのWebニュースを見て、ビッグボスから二度指導を受ける。報道陣やファンなど外部の視点をフル活用した意識変革を促している。
後述するが、この「外部からの視点」が人を動かすには有効である。だが、世の部長諸君は言うはずだ。俺にWebニュースになるような知名度は無いし、新庄ビッグボスのようなシックスパックで説得力もたせるなんて無理だし、雪見だいふくのような腹でハゲ散らかしとるんじゃー!(おいでやす小田風に)という声が聞こえる。
大丈夫、部長は安心してください。部下には言って聞かせるのではなく、ニュース性を意識して“自ら語らせる”のである。これで部下自身が自ら自分のビッグボスとなり、「オレ、腹落ちしないと動けないんすよね」という言葉をグっと飲み込んで、シアーハートアタックのごとく自律的に動くようになるのである。
“加藤浩次”を「社会という鏡」に見立て、自分の仕事を映し出す
どうやって自ら語らせ、自律的に動かすのか? ここで部長達の味方になるのが“加藤浩次”である。
私は“加藤浩次ミラーリング”と呼んでいるのだが、若手社員に「スッキリ!」や「がっちりマンデー」などの加藤浩次が司会を務めている番組を想い浮かべてもらい、その番組でインタビューを受けるという設定で、回答を考えてもらうのである。
「最近イケてる企業の若手社員インタビュー」に答えるという想定で、下記のインタビューへの回答を考えてもらう。早速、脳内で加藤浩次を再生して下記の質問①、②に答えてみよう。
①キミの会社は何をしている企業なの? お茶の間のテレビを見ている方にわかるように説明してもらえると嬉しいんだけどね?
②キミは、若手社員で注目されているって聞いてるんだけど、何が得意で、どんな風に活躍していきたいの?