なぜ日本企業は累計3000億ドル以上、「スタチン」の売上を得られなかったのか? 「偽の失敗」を見極めてイノベーションを育む

対策1:アイデアの発明者と擁護者を分け、擁護者を見つける

良いアイデアを発明しても、それが擁護されなければ、育てることは難しいです。偽の失敗を見極めるのも、その擁護者がいなければ見直されません。遠藤氏が三共を去った後に、スタチンを擁護する人が誰もおらず消滅してしまったのも、そのためです。また遠藤氏は優れた発明者でもあり、同時に擁護者でもありましたが、バーコール氏いわく、そのふたつを兼ね備えた人は珍しいと言います。なぜなら、そのふたつのスキルは異なるからです。

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鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)
鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)

1991年広告会社の営業としてスタートし、ナイキジャパンで7年のマーケティング経験を経て2009年にニューバランス ジャパンに入社し現在に至る。ブランドマネジメントおよびPRや広告をはじめデジタル、イベント、店頭を含むマーケティングコミュニケーション全般を担当。

鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)

1991年広告会社の営業としてスタートし、ナイキジャパンで7年のマーケティング経験を経て2009年にニューバランス ジャパンに入社し現在に至る。ブランドマネジメントおよびPRや広告をはじめデジタル、イベント、店頭を含むマーケティングコミュニケーション全般を担当。

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