同時に作詞・作曲…!? 天才アーティストが曲づくりにおいて大切にしていること(ゲスト:RADWIMPS・野田洋次郎)【後編】

【前回コラム】『君の名は。』『天気の子』……劇判の経験が音楽を広げた(ゲスト:RADWIMPS・野田洋次郎)【前編】

今週のゲストは、先週に引き続き、2021年11月23日にニューアルバム『FOREVER DAZE』をリリースしたRADWIMPS・野田洋次郎さん。今回のアルバム制作の経緯や独自の曲づくり論など野田さんの頭の中を徹底解剖!

今回の登場人物紹介

左から、RADWIMPS・野田洋次郎、澤本嘉光(すぐおわパーソナリティ)、権八成裕(すぐおわパーソナリティ)、中村洋基(すぐおわレギュラーゲスト)。

※本記事は2021年12月26日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。

コロナ禍の2年間の“ゆらめき”を込めたニューアルバム

中村

:今回のニューアルバム『FOREVER DAZE』について、リリースの原動力や全体的なテーマをお聞きしてもいいですか?

野田

:本当に毎回、テーマは何も決めずにつくっているんですよね。今回のアルバムも、ワールドツアーが全部なくなって、やることがないから何とかスタジオで僕らが生きている証拠を残そうくらいの気持ちで曲をつくり始めました。その曲たちがコツコツと溜まってできたアルバムです。

中村

:アルバム名の『FOREVER DAZE』というのはどういう意味ですか?

野田

:“めまい”とか“ゆらめき”みたいな意味です。ゆらめいたこの2年ぐらいを感じながら制作していたので、直感だけでネーミングしました。

中村

:今は世の中の情勢も見えないから、みんなが不安を感じていて、ずっとひとりでいると「自分の生きてきた意味って何だっけ?」って分からなくなることもある。そんな気持ちに寄り添って、一緒にいてくれるというか……。「自分はここにいてもいいかもしれない」という風に思わせてくれる曲が非常に多いと感じました。僕は『MAKAFUKA』で泣いちゃいました。

野田

:あ~!この曲は意図してつくってなかったんですけど、お子さんがいる人たちは子どものことを考えて、泣いちゃうと言ってもらえて。嬉しいですね。

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