2021年の最も優れたプロモーションは日本生命「顧客接点改革プロジェクト」

優れたプロモーション施策を顕彰する「JPMプランニング・ソリューション・アワード2022」(主催:日本プロモーショナル・マーケティング協会=JPM)の各賞が9月13日に発表され、日本生命保険の「みらいのカタチ 顧客接点改革プロジェクト」が大賞に選ばれた。大賞に次ぐ「ベスト・プロモーショナル・プログラム賞」「ベスト・プロモーショナル・クリエイティブ賞」には「バーガーキング」を運営するビーケージャパンホールディングス、森永乳業がそれぞれ受賞した。

対象は2021年1月~12月に実施したプロモーション施策。応募69点(前年は74点)の中から選考した。各部門横断で選ばれる上位3賞は次の通り。

プロモーショナル・マーケティング大賞

日本生命保険「みらいのカタチ 顧客接点改革プロジェクト(商談動画化による営業DX推進)」(応募会社;博報堂)

ノウハウ共有やDX化の推進で、営業職のスキル平準化を図り契約増につなげた。モチーフになるクリエイティブを構成し、優れた営業パーソンのノウハウを映像化した28種のコンテンツを作成。また、営業のタブレット活用率を引き上げたことも奏功し、2021年度の第1四半期の契約は前年を大幅に上回ったほか、この仕組みが新しい中期経営計画の指針に活用されるなど成果をあげた。

 

ベスト・プロモーショナル・プログラム賞

ビーケージャパンホールディングス「BURGER KING『BK TOWN ROOM』」(応募会社:大広WEDO/大広/DE Inc.)

「バーガーキングのお店が近くにない」というファンからの声に応えるために考案したプロモーション施策。ファンからの出店要望に応えるのは容易ではないことから、逆転の発想で、店舗の近くに引っ越してきてほしいとファンに提案。現在の店舗の近くの不動産物件を紹介するWebサイトを開発し公開した。この取り組みがファンを驚かせるとともに、SNSやメディアで話題に。同社によると、実際に店舗の近くに引っ越したケースが328件に上ったという。

 

ベスト・プロモーショナル・クリエイティブ賞

森永乳業「コロナ禍の逆境を追い風に変えて売上増:マウントレーニア『深い癒やし』パーパース+ソーシャルグッド型年間キャンペーン」(応募会社:博報堂/博報堂プロダクツ)

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