消費者庁は4月11日、衛生管理製品「クレベリン」の景品表示法違反で、大幸薬品に対し6億744万円の課徴金納付命令を出した。2016年4月の制度導入以来、最高額となった。
- 高額となった課徴金の主な例
-
フィリップ・モリス・ジャパン
5億5274万円
TSUTAYA
1億1753万円
三菱自動車
4億8507万円
(制度導入後、初の命令)
「クレベリン」の置き型2品、スティックタイプ(ペン、フック)、スプレータイプ2品。2018年9月からパッケージや商品を紹介するWebサイト、テレビCM、YouTubeでの動画広告で、室内空間に浮遊するウイルスや菌を除去、除菌できるかのような表示をしていた。大幸薬品が提出した資料は合理的な根拠として認められなかった。課徴金は5品の約3年間の売上高の3%として算出した。
「クレベリン」を主力とする大幸薬品の感染管理事業の2022年度売上高は14億800万円で、前年度比75.9%減だった。国内外の一般、業務合わせて26億円を売り上げたが、措置命令を受けての返品などで12億5000万円減収となった。23年度は返品影響がなくなることを受け、22億5400万円の売り上げを見込む。
大幸薬品は「クレベリン」のような、低濃度の二酸化塩素ガスを用いた製品の医薬品化を狙う。日本規格協会(JSA)の支援を受け、製品訴求の裏付けに必要な試験方法の標準化に取り組むほか、公正競争規約の制定で訴求方法の基準を定める考え。
新着CM
-
マーケティング
JCB、二宮さん起用の広告再開 CMやYouTube…4月から
-
マーケティング
伊藤忠、ボスコンと合弁 DXコンサルティングで新会社
-
販売促進
新規獲得に依存しない「守りの販促」を実現する グロースマーケティングとは何か
-
マーケティング
顧客インサイトを発見する能力を高めるには? 味の素マーケター育成の取り組み
-
AD
マーケティング
データ利活用のハードルはどこにある?ENEOS、学研HD、ファンケルのマーケター...
-
人事・人物
ダイハツ工業、「三つの誓い」改革推進部を設置(24年4月1日付)
-
販売促進
採れたての初日の出を電力に 受賞者が明かす「販促コンペ」企画が実現するまで
-
販売促進
価格帯の二極化進む外食市場 インバウンド活況の裏で人手不足も、日本フードサービス...
-
特集
「宣伝会議賞」特集