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子どもたちの“旅育”作品展示、ビームス×日産プロジェクトの店舗イベント開始

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ビームスが展開している日本の魅力を発信するプロジェクト「BEAMS JAPAN」と日産自動車の「セレナ」は8月29日、2社が共同で進めている「てしごトリップ」プロジェクトによる店舗イベント「てしごトリップ in BEAMS JAPAN」を開始した。場所は「ビームス ジャパン」(東京・新宿)の1階。イベントでは、全国7ヵ所の伝統工芸作品が販売されるほか、6歳から11歳の「未来伝統工芸士」5名による作品も展示販売される。開催は9月12日まで。

てしごトリップの広告
「てしごトリップ in BEAMS JAPAN」は新宿のビームスにて、8月29日から9月12日まで開催している。

両社が2023年5月より展開している「てしごトリップ」は、子どもたちが地域の伝統工芸を体験し、感性を育む「旅育」をテーマにしたプロジェクト。子どもたちへ向け、ものづくりの範囲にとどまらない、職人の仕事のおもしろさや奥深さを、伝統工芸の工房へ弟子入りを通じて、知ってもらうことを狙いとしている。

今回開催するイベント「てしごトリップ in BEAMS JAPAN」は、共同企画で完成した作品を店舗で公開するもの。日本全国の7ヶ所で厳選された伝統工芸の工房が参加し、作品を販売する。また、同プロジェクトの参加者である子どもたちが伝統工芸の工房での弟子入り体験を通じて制作した作品も展示販売される。

益子焼プレート

6歳のちさとさんが制作した益子焼プレート。ちさとさんは、「回るろくろでコップと蚊取り線香を作ったのが、難しかったけど楽しかった。雲のお皿と名前プレートに色を付けるのが面白かった。雲のお皿を飾ってもらえるのがすごく楽しみ。」とコメント。

 

招き猫

10歳のだいきさんは、自身の制作した招き猫に「上手に描けたかな?と思いながら、たくさん絵を描けたことが楽しかったです。色を塗るときと文字を書くときに、太さの違う筆を使い分けて描いたのが難しかったです」とコメントした。

 

本イベントの特長は、日本各地の伝統工芸と子どもたちの交流を促進する点。子どもたちは伝統工芸の工房で職人の仕事を学び、その制作から値付けまでのプロセスを体験することで、ものづくりの奥深さや楽しさを実感してもらうことを図る。また、子どもたちが自身の作品をイベントで展示・販売するという試みも行われ、来場者は実際に作品を鑑賞し、購入することが可能。

店舗写真
店舗写真
店舗では子どもたちがつくった作品を販売。また、イベントスペースでは、来場した子どもたちも伝統工芸品への色つけ工程を塗り絵で体験することができる「塗り絵体験コーナー」を設置している。
 

「てしごトリップ」で伝統工芸の工房を選定したのは、伝統的な手仕事のアイテムを扱うレーベル〈fennica(フェニカ)〉のディレクターである菊地優里氏。菊地氏は、「子どもたちが自由な発想でそれぞれ制作した作品を見て、心が温まる気持ち。手しごとの良さは1点ずつ少しずつ異なり個性があること。その良さもイベントで感じてもらえれば嬉しい」とコメントしている。

BEAMS JAPANが選んだ、全国7ヵ所の伝統工芸の工房。
BEAMS JAPANが選んだ、全国7ヵ所の伝統工芸の工房。
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