資生堂ジャパンが展開する日焼け止めブランド「ANESSA(アネッサ)」は3月21日、戦略発表会を実施した。アネッサでは2月21日に、発売した動きによって発生した日焼け止めのヨレや隙間を自動修復する技術を搭載した新商品と、夜用のUVケア新製品を発売。従来の日中使いのUV対策に加え、ナイトケアを提案することで、日焼け止め市場に「24時間UVケア」という新概念を提唱している。アネッサは1992年発売。現在は12の国と地域で展開されているグローバルブランド。
同社実施の調査によると、日焼け止めを取り巻く2023年の状況については、コロナ明けで外出が復活したことや猛暑などの影響により、日中のレジャーシーン以外で「肌をケアするために日常的に使用するユーザー」が増加傾向にあったと分析。その背景もあり、日焼け止め市場全体では前年比38%の伸長。アネッサ単体では、同61%成長する結果になったという。
アネッサブランドマネジャーの瀧田準氏は、「価格帯別に分析すると、アネッサが属する中価格帯の日焼け止めブランドが同25%と伸長。この要因は、アネッサブランドが伸長したことによるものも大きいと考えている。コロナが明けて、日焼け止めを買う際に、純粋想起としてアネッサがあがってきた結果ではないか」と分析した。
さらに瀧田氏は、「コロナ前の2019年と比較しても当時を上回る結果が出ていることから、資生堂にとってのビジネスチャンスのひとつとしても捉えている。サンケア製品が当社の目指す『パーソナルビューティーウェルネスカンパニー』を実現するための重要な位置づけになるのではないか」との考えを示した。
このような日焼け止めユーザーの利用シーンの変化や市場成長を鑑み、アネッサが今年打ち出すブランドメッセージが「美肌育成UV」。肌を守る高いUV防御力を特長としてきたが、スキンケアの切り口からもサンケア市場を牽引していくことを目指すとしている。
その実現のために、同社が発売したのが顔の動きなどによって発生したヨレやスキマを自動修復する機能を搭載した「アネッサパーフェクトUV」シリーズと、日中に受けた紫外線によるダメージを夜にケアする「アネッサ スキンセラム」シリーズ。日中と夜にそれぞれの製品を使い分けてもらうことで「24時間UVケア」という新たな概念を提唱。サンケアにおける新しい利用シーンを提案することにより、新文化としての定着を図る。
瀧田氏は、「日焼け止めを取り巻く利用シーンやニーズの拡大に着目したことによって、今回の新製品開発に至った。今後はUVケアだけではなく、スキンケアも核として強化していく。“レジャーのアネッサ”から、“レジャーも、日常も使えるアネッサ”として、ユーザーの美の領域拡大を実現できるよう努める」と述べた。
新着CM
-
AD
宣伝会議
【広報部対象】旭化成のグローバル社内イベント成功事例を紹介
-
クリエイティブ
「HCC賞」(北陸コピーライターズクラブ)グランプリに、木下芳夫・手代木聡氏によ...
-
クリエイティブ
クリエイターの仕事と役割はどう変わる?――『ブレーン』6月号発売中
-
販売促進
文藝春秋が期間限定オープン 販売部数が最大16倍の「本音屋」 とは
-
AD
広報
社員のココロに火がつく! 社内イベントの「伝え方改革」
-
人事・人物
【人事】電通(2024年6月1日付、7月1日付)
-
広報
就活の意識調査、学生が参考にする企業コンテンツは「3カ月以内」に更新されたもの
-
AD
特集
【Ayudante主催】デジタル時代のマーケティング活用セミナー
-
広報
「Uber Eats博士」に中尾明慶、仲里依紗を認定 新CM公開記念イベント