オウンドメディアの効果測定 成果を出すまでの5ステップ

オウンドメディアを続けることが困難になる要因のひとつに「効果が出ない・分からない」といった課題がある。オウンドメディアの効果測定のポイントについて、中山順司氏が解説する。

※本記事は、5月1日発売の『広報会議』2024年6月号「オウンドメディア」特集の一部を転載しています。

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中山順司氏

Faber Company コンテンツ・エヴァンジェリスト&YouTubeコンサルタント

freeeで税務/会計/人事労務領域のB2B オウンドメディア「経営ハッカー」を月間400万PVに成長させた後、Faber Companyでエバンジェリストとして「検索エンジンはもちろん、人の心も鷲掴みするコンテンツづくり」のノウハウを布教。

オウンドメディアの運営は、企業のブランド価値を高め、顧客との深い関係を築くための重要な手段です。しかし、その価値を正しく評価し、経営層に伝えることは容易ではありません。

この記事では、広報の現場でオウンドメディア運営に奮闘する皆さんに向けて、持続可能なオウンドメディア運営のためのポイントを効果測定の観点から分かりやすく解説し、経営陣に対してオウンドメディアの必要性と理解を深めてもらうための考え方を説明します(オウンドメディアの定義、意義、価値については、すでに一定の社内理解がある前提とし、本稿では割愛します)。

オウンドメディアが閉鎖してしまう理由

まずオウンドメディアの運営は、一筋縄ではいかない長丁場の戦いです。途中でつまずき、最終的にリタイアに至るには大きく4つの理由があります。

理由1:売上に直結しない

短期的な売上向上を目指して立ち上げられたオウンドメディアは、しばしば期待に応えられない結果に終わります。確かに、資料請求やリード獲得を最終目標とすることは適切です。しかし、一定レベルの認知度を獲得し、検索結果で上位に表示されるには時間が必要であり、そのためには中長期的な運営戦略が求められます。

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