※本記事では月刊
(7月1日発売)に掲載した連載企画「周年イヤーの迎え方」を転載しています。
コアマンスに集中発信
セブン-イレブン・ジャパンは、2023年11月に創業50周年を迎えた。
周年にあたり、未来へ向けて目指す姿として「明日の笑顔を共に創る」というスローガンを制定し、「健康」「地域」「環境」「人財」という4つのビジョンを公表。これらの発信は、周年を迎えた企業へのヒアリングや、自社の課題整理などを通じて生まれたものだという。
「これまでの周年施策はお客さまに向けたプロモーションが中心でした。しかし今回は、経営陣や現場社員を含めて話し合う場を何度か設け、未来に向けてどう発信していくかをとことん議論しました」と語るのは、50周年事業プロジェクト事務局のリーダーを務めた総務法務本部の矢田稔久氏だ。
2023年4月から2024年2月までの周年期間のうち、対外発信は周年イヤー開始の4月、セブン-イレブンの日(7月11日)がある7月、創業50周年を迎える11月をコアマンス(取り組み月間)として設定し、メリハリのある発信を意識。
なかでも、元メジャーリーガーであるイチロー氏のアンバサダー就任は社内外で大きな話題を呼んだ。
