「韓国トレンド研究室」、3回目のコラムの後編です。
につづき、実際の韓国ミームを分析し、10箇条のどれに当てはまるのかを考察していきます。
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1.そもそも『ミーム(インターネットミーム)』って??
2.韓国ミームから分析!ミームが育つ10箇条?
3.韓国ミームを分析!
4.まとめ
3.韓国ミームを分析!
④ラッキービキ
K-POPアイドルグループIVEのメンバー・ウォニョンの発言が「あまりにもポジティブ」と話題になり、彼女の英語名Vickyから、あまりにもポジティブな発言を「ラッキービキ」「ウォニョン的思考」とファンが名付け、SNSで話題になりました。
#luckyvicky
これは10箇条の2, 4, 8, 9 に当てはまりそうです!
2.トレンド/時流
▶︎最近特に、若者の間で「ご自愛」「セルフラブ」「スーパーポジティブ」といった自分に対しての肯定的な感情が好感を持たれています。
4.アレンジの余白を残したシンプルさ
▶︎「ラッキービキ」という言葉そのものも使われていますが、「ラッキービキ」のビキの部分に自分の名前を入れるアレンジも話題になっています。
8.ネーミング
▶︎ネーミング①のパターンで、ウォニョンの発言に対して名前がついたことで、それについて人々が話しやすくなり、ミーム化しました。
9.元ネタがある
▶︎先述した通り、超人気アイドル・ウォニョンの超ポジティブな発言が元になっています。
⑤チュンコンマ(折れない心)
これは韓国で大人気の日本のアニメ『SLAM DUNK』の安西先生の名言「あきらめたらそこで試合終了ですよ」の韓国語バージョン「チュンヨハン ゴスン コッキジ アンヌン マウム(重要なのは折れない心)」の略語で、韓国のMZ世代の流行語になっています。また、サッカー選手がインタビューで言ったことでもさらに話題になりました。
例えば「雨が降っているけど遊びに行く!チュンコンマ!(折れない心!)」といった使い方をします。
これは10箇条の2, 9 に当てはまりそうです!
2.トレンド/時流
▶︎④ラッキービキと同様で、超ポジティブという、今の若者が肯定的に思っている考え方です。
9.元ネタがある
▶︎大人気アニメ『SLAM DUNK』とW杯のサッカー選手の言葉が元ネタになっています。

