なぜ日本のジェンダーギャップは解消されないのか―しまむら炎上問題とともに考える

男性差別という声が大きかったが……

最後に、しまむらの一件が、差別であったのか、ということについて。この話題が起こった時、私のポートランドの友人が

ある記事で紹介していた「Color Blind」の話

を思い出しました。冒頭がその部分にあたります(後半は別の話です)。

ぜひ読んでもらうのがいいと思いますが、簡単に言うと、マジョリティである、差別を受けたことのない白人男性が、アフリカ出自の人に向かって「僕は、あなたの肌の色は気にしないよ!」「僕は同じように接しているよ」ということは、間違っている。なぜなら、たとえ同じように接していたとしても、マジョリティ側に立つ行動主体者本人と相手(マイノリティ)とは置かれている環境や境遇が同じではないため、その不平等な状況を差し置いて、マジョリティ側が「私は見ないよ、気にしていないよ」ということは、その問題、つまり差別があるという前提と根幹の課題を無視している、そしてマイノリティ側の存在を無視しているのに等しい、という話です。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 645 / 4457 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

ポートランドの暮らしの中で考える「企業と社会課題の関係」
松原佳代(広報コンサルタント/みずたまラボラトリー 代表)

スタートアップの広報育成・支援を手がける「みずたまラボラトリー」代表。お茶の水女子大学卒業後、コンサルティング会社、出版社を経て、2005年に面白法人カヤックに入社。広報部長、事業部長を兼任したのち子会社カヤックLivingの代表取締役に就任。移住事業の立ち上げに参画。2019年、家族で米国ポートランドに移住。一方、2015年に自身の会社「みずたまラボラトリー」を設立し、広報戦略、事業開発、経営全般にわたる経験と実績を活かしスタートアップの広報育成と支援を展開。富山県出身。富山県の経営戦略会議ウェルビーイング戦略プロジェクトチーム委員も務める。

松原佳代(広報コンサルタント/みずたまラボラトリー 代表)

スタートアップの広報育成・支援を手がける「みずたまラボラトリー」代表。お茶の水女子大学卒業後、コンサルティング会社、出版社を経て、2005年に面白法人カヤックに入社。広報部長、事業部長を兼任したのち子会社カヤックLivingの代表取締役に就任。移住事業の立ち上げに参画。2019年、家族で米国ポートランドに移住。一方、2015年に自身の会社「みずたまラボラトリー」を設立し、広報戦略、事業開発、経営全般にわたる経験と実績を活かしスタートアップの広報育成と支援を展開。富山県出身。富山県の経営戦略会議ウェルビーイング戦略プロジェクトチーム委員も務める。

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

このコラムを読んだ方におススメのコラム

    タイアップ