ストーリーだけじゃない!構造までもがユニークな韓国ドラマ

前編

では韓国ドラマの5つの特徴を挙げましたが、本編では私が驚かされたドラマの構造について、『気象庁の人々』や『わかっていても』などの具体的なドラマの例を挙げて解説します。

2. ストーリーだけでなく、新しい構造に驚かされる

前編の第1章では、韓国ドラマ全体に対する特徴をあげましたが、この章では、驚かされた作品の構造について作品別にお話しします。

ドラマは、ストーリー自体がクリエイティブのため、ドラマの構造で遊ぶ、みたいなものはあまり多くありません(私が知らないだけかもしれませんが)。

しかし、韓国ドラマには、ストーリーだけでなく、構造も面白いドラマがたくさんあります。ここでは「こんなに面白い使い方があるのか!!」と思わされた構造を挙げていきます。

以下、ネタバレになりますので、観たくない方は飛ばしてください!

『まぶしくて―私たちの輝く時間― 』(2019)

実データ グラフィック 『まぶしくて―私たちの輝く時間― 』

このドラマはタイムトラベルものの恋愛ドラマで、「時間を巻き戻せる女の子が、時間を巻き戻した代償でおばあさんになってしまい、両片思いだった男の子との恋愛に大波が・・・」というあらすじの、ファンタジー/SFジャンルです。

‥と言われると、そういう話なんだな、と思いながら観始めますよね。ドラマを観る時は、第1話を観た段階で「きっとこういう話なんだな」という自己解釈が働くと思います。上に書いたあらすじは私が1話目を観て汲み取ったストーリーです。

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佐々木日菜(kakeru プランナー/イラストレーター)
佐々木日菜(kakeru プランナー/イラストレーター)

大学時代、フリーのイラストレーターとして活動。過去に制作した展示は、「どっちかといえばこっち展」「いい人すぎるよ展」「やだなー展」「みんなどんな感じ?展」「いい人すぎるよ美術館&切ないすぎるよ博物館」「うれしいすぎるよ展&そういうことじゃないんだよ展」など。展示ではイラストも担当している。著書に「いい人すぎるよ図鑑」。

佐々木日菜(kakeru プランナー/イラストレーター)

大学時代、フリーのイラストレーターとして活動。過去に制作した展示は、「どっちかといえばこっち展」「いい人すぎるよ展」「やだなー展」「みんなどんな感じ?展」「いい人すぎるよ美術館&切ないすぎるよ博物館」「うれしいすぎるよ展&そういうことじゃないんだよ展」など。展示ではイラストも担当している。著書に「いい人すぎるよ図鑑」。

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