これらの視点をもとに開発を進めた結果、剛性を強化しつつ、従来のクルマより約100キロ軽量化した試作品を作ることに成功。すでに市販車への採用を検討している段階だという。
3つ目は「モノの終わりを考えること」。リサイクル率を上げるとともに、リサイクルできないものには付加価値をつけてアップサイクルする。現在は、地方自治体と協業し、リサイクルが難しい強化ガラスやほとんどアップサイクルされていない鉄の廃材を、地域の工芸家やアーティストに提供し、従来にない伝統工芸品やアート作品へと昇華させる取り組みだ。宮城なら「中新田打刃物」、岩手なら「南部鉄器」と、地域の特色を生かした共創作品は多岐にわたる。