フジテレビ問題が示した、信頼こそがメディアの生命であるという事実

港社長が大多氏と比べてとりわけ態度が悪かったとは思えません。「テレビ局の社長会見が静止画で報じられる」ことの何とも言えない不快さが問題だったのです。港社長も、その周辺の人びとも、「テレビカメラを入れないほうがいい、テレビカメラを入れると切り取ってYouTubeで貼り付けられ不本意な形で拡散される」そんな余計な気の回し方をしてしまったのでしょう。それがいかに逆に働くか、想像できなかったのでしょうね。そこが最大の、愚かな過ちでした。

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境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)
境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)

1962年福岡市生まれ。1987年東京大学卒業後、広告会社I&S(現I&SBBDO)に入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあとロボット、ビデオプロモーションに勤務。2013年から再びフリーランスに。有料WEBマガジン「テレビとネットの横断業界誌 Media Border」を発刊し、テレビとネットの最新情報を配信している。著書『拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来―』 株式会社エム・データ顧問研究員。

境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)

1962年福岡市生まれ。1987年東京大学卒業後、広告会社I&S(現I&SBBDO)に入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあとロボット、ビデオプロモーションに勤務。2013年から再びフリーランスに。有料WEBマガジン「テレビとネットの横断業界誌 Media Border」を発刊し、テレビとネットの最新情報を配信している。著書『拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来―』 株式会社エム・データ顧問研究員。

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