日揮ホールディングス、有価証券報告書に新たに人事戦略の推進体制を記載

日揮ホールディングスは、2025年3月期の有価証券報告書において、人財ポートフォリオ実現のための「人財グランドデザイン2030」の推進体制や、具体的な施策を記載した。

2023年3月期の有報から、「サステナビリティに関する考え方及び取組」の記載欄が新設され、サステナビリティ情報の開示が開始。2025年3月期有報では「サステナビリティに関する考え方及び取組」欄が新設されてから3年目の開示を迎えた。

サステナビリティ情報の中でも、気候変動と並ぶ重要テーマである「人的資本」をどう可視化し、どう伝えるか。企業ごとの工夫が少しずつ見えてきている。

昨年は策定したグランドデザインを図示

同社は、2021年度に長期経営ビジョン「2040年ビジョン」を策定。その実現を目指して、2023年度に人事戦略の全体像「人財グランドデザイン2030」も策定した。

2024年3月期の有報では、「人的資本への取組み」でこの「人財グランドデザイン2030」のイメージを示した。

イメージ 人財グランドデザイン2030

また、育成については以下のように記載していた。

人財育成は、「人財グランドデザイン2030」で定めた目指す組織像を実現するための重要な要素の1つであり、「自ら変化を起こし続ける人財」を継続的に輩出することを人財育成方針とし、国籍・人種・年齢・障がい・ジェンダー・宗教等の違いにかかわらず、すべての従業員に対して能力開発・キャリア開発の機会を公平に提供することとしております。
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