三菱電機、「統合報告書2025」で新たに人財戦略のKPIなど示す

三菱電機は「統合報告書2025」で、「中期経営計画と経営戦略」の一環として「人財戦略」を開示した。2024年版は「価値創出」のセクションで詳述していたが、「中期経営計画と経営戦略」の中で記載することでより経営戦略との結びつきが明示的になった。「今後の課題・KPI」も開示しており、2030年度までの目標を可視化した。

各資本の説明を一覧に

同社の2025年版統合報告書は、「価値創造プロセス」において「持続的成長を支える経営基盤」として以下の6つを掲げる。

・人的資本
・財務資本
・製造資本
・知的資本
・自然資本
・社会関係資本
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そのうえで、それらの強化に向けた施策を一覧で示している。

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人的資本については、その重要性を「三菱電機グループのあらゆる事業運営のベースは人財です。経営戦略の実行を支えるため、『人と共に成長し、人財の力で未来を拓く』を基本理念とし、持続的な価値創出を目指す人的資本経営を実践します」と説明。グループ・グローバルでの戦略的な人財マネジメントや従業員のキャリアオーナーシップ強化に取り組むとしている。

この点、2024年版の統合報告書と比較すると、「価値創造プロセス」の中で各資本を示すのは同じだが、2025年版では各資本に関する説明や取り組みを一覧で示している点が新しい。

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