※本記事は月刊『販促会議』2025年10月号の転載記事です
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『ジャパネットきめつ』は、7月18日の映画公開と同時に販売がスタートする劇場グッズのラインアップを、商品紹介のプロであるジャパネットたかたが詳しく伝えるというもの。ジャパネットたかたでは商品の取り扱いがないため、商品紹介だけを行うという異例のコラボとなった。
当コラボを通じて、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』を映画館で見る期待感やグッズ購入に向けたワクワク感の醸成のほか、同社の通信販売事業や長崎スタジアムシティの取り組みに対する認知向上も目指した。
番組は、通常の放送時と同様にジャパネットたかたの社員である中島一成氏と佐藤裕夏氏によるMCで進行。『鬼滅の刃』の着ぐるみキャラクターである「みに隊士竈門炭治郎」もゲスト出演している。さらに番組内では、同番組限定で竈門炭治郎役の声優である花江夏樹氏が歌う「ジャパネットたかたのテーマソング」も放送され、話題になった。
また、番組内では、長崎スタジアムシティで『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』とのコラボイベントの開催も発表。イベントは7月26日および27日に実施され、『鬼滅の刃』のクイズラリーや“みに隊士”とのグリーティング、「無限城」をモチーフに制作された大型トレーラーの展示などが行われた。
コラボのきっかけは、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』の制作を手掛けるアニプレックスからの依頼。ジャパネットたかたでは、普段こうしたコラボを行っていないが、テレビショッピングに馴染みのない層にも買い物の楽しさを知ってもらうきっかけにしたいと考え、実施に至った。また、同社が長崎でスポーツ・地域創生事業の主軸として運営している長崎スタジアムシティも活用し、多くの人にコラボ企画を楽しんでもらいたいとの思いもあったという。
番組の制作にあたっては、単なる商品紹介にとどまらず、商品やサービスを受け取った先の生活提案を行う、ジャパネットらしい番組づくりを意識。『鬼滅の刃』という作品自体の魅力を知ってもらうために、作品のポイントを振り返る大型年表パネルを作成したほか、グッズを家の中で使用している様子や、各グッズの作品テーマや関連するキャラクターを丁寧に伝えるといった工夫も施されている。また、グッズのサイズ感や質感もしっかりと伝え、視聴者が「自分も使ってみたい」とワクワクするような構成を心がけたという。
番組の視聴者や『鬼滅の刃』のファンなどからは、異例のコラボに驚きの声が寄せられたという。ただ、驚きながらも「異色コラボだけどおもしろい」といった声が聞かれ、「両社のブランドイメージを損なうことなく、新鮮な企画として受け入れていただけたのではないかと思います」と、ジャパネットたかたの広報担当者は語った。
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