2023年10月1日にステルスマーケティング告示の指定、いわゆる「ステマ規制」が導入されてから、2年3カ月が経過しました。
クチコミマーケティング協会(WOMJ)では2026年1月、業界自主規制のガイドラインである「WOMJガイドライン」を改訂しました。
消費者庁の各種発表や措置命令などの事例を踏まえて実施したもので、「WOMJガイドライン」の改訂箇所について、WOMJ運営委員会副委員長 ガイドライン担当の山本京輔が解説します。
WOMJガイドラインと景表法の対応関係
WOMJガイドラインは、企業などにおけるクチコミマーケティング活動の健全な運用を促進するために策定された、業界自主規制としてのガイドラインです。そのため、WOMJガイドラインを遵守してクチコミマーケティングを行えば、景表法にも自ずと準拠できるように考慮されています。
WOMJガイドラインとステマ規制の対応関係について詳しくは、本連載の過去の記事をご覧ください。
2023年10月には、ステマ規制の導入にあわせWOMJガイドラインも大幅改訂しましたが、その後の消費者庁の動向を踏まえ、より現実に即したものにするため、2026年1月7日付でいくつかの改訂を行いました。
本稿では、その改訂ポイントを解説していきます。
WOMJガイドライン改訂ポイント(1)「社員」がクチコミをする場合の関係性明示
ひとつが、「社員」が自社の商品やサービスについてクチコミをする場合の「関係性明示」に関する改訂です。
WOMJ ガイドライン改訂前(2023年版)
私は○○○の社員です。
私は○○○の社員です。
今回は以下のように改訂しました。
WOMJ ガイドライン改訂後の文言(2026年版)
私の所属する◯◯◯の商品を宣伝します。
私の所属する◯◯◯の商品を宣伝します。
