東京都港区は5月26日、「美少女戦士セーラームーン」のデザインマンホールを区内に新たに2基設置した。2024年3月に設置した5基と合わせ、区内のセーラームーンデザインマンホールは計7基となった。
追加された2基。(左)東京ミッドタウン付近、(右)JR高輪ゲートウェイ駅付近に設置された
今回新たに設置されたのは、セーラー10戦士を描いた2種類のデザイン。港区は「美少女戦士セーラームーン」の主な舞台のひとつとされており、麻布十番や東京タワー、芝公園など、区内の複数のスポットが作品と結びついている。
IPを活用したマンホールは、実際にどの程度の反響を生むのか。港区 産業・地域振興支援部 観光政策担当課長の寺戸尚美氏によると、2024年4月のマンホールカード配布時には、配布初日に3000人以上が来訪した。設置当初に実施した記念品アンケートでは、回答者の約90%が「デザインマンホールの記念品を受け取るために観光インフォメーションセンターに立ち寄った」と回答している。
区外から8割超、30〜40代が6割
どのような層が反応したのか。設置当初の記念品アンケートでは、回答者の約70%が「『美少女戦士セーラームーン』が港区にゆかりがあることを知っていた」と回答した。
また、回答者の80%以上は区外からの来訪者だった。年齢構成では30〜40代が60%を占めており、港区は、原作を読んでいた世代やアニメを視聴していた世代の関心が高いのではないかと見ている。
反響は国内に限らない。設置当初の記念品アンケートでは、アメリカ、ドイツ、シンガポール、香港、韓国からの回答が寄せられた。2025年度に実施したカードラリー企画のアンケートでも、フランス、台湾、ロシア、香港からの回答があったという。
X投稿は58万閲覧、反響を受けて2基追加へ
SNS上でも反響は数字に表れている。港区のXアカウント「東京都港区【観光・スポーツ・文化】」による2024年1月の投稿は、58万閲覧、4865件のいいねを獲得。2026年5月25日に投稿した追加設置に関する投稿も、6月8日時点で28万閲覧、6880件のいいねを集めた。
港区によると、作品ファンやマンホールファンによるSNS投稿が広がり、港区が「美少女戦士セーラームーン」のゆかりの地であることを伝える接点にもなっているという。作品公式アカウントからの発信もあり、区の公式アカウントだけでは届きにくい層にも情報が広がった。
今回の2基追加も、前回5基の反響を受けたものだ。国内外からSNS投稿が多数あり、セーラー10戦士のマンホールを希望する声も多かったことから、追加設置を決めたという。
