「怖い」「気持ち悪い」「子どもが泣くから帰れ」と言われたミャクミャク、ついに「ちいかわ」「たまごっち」と同じ舞台へ 日本キャラクター大賞で評価された“逆転劇”

「ちいかわ」や「たまごっち」など、社会現象を巻き起こした人気IPがそろった今年の「日本キャラクター大賞」。その中で、ひときわ異彩を放った受賞キャラクターがいた。大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」だ。

ミャクミャクは「日本キャラクター大賞2026」で選定委員特別賞を受賞した。6月17日に東京ビッグサイト(東京・江東)で開催中の「第19回ライセンシング ジャパン」内で表彰式が行われ、2025年日本国際博覧会協会副事務総長の髙科淳氏とミャクミャクが登壇した。

表彰式で登壇した髙科淳氏(中央)とミャクミャク

表彰式で登壇した髙科淳氏(中央)とミャクミャク

選定委員特別賞は、選定委員の視点から特に将来性を秘めたキャラクターやIPに贈られる賞。今年はナルミヤ・インターナショナルの「ナルミヤキャラクターズ」と、ミャクミャクが表彰された。

受賞理由として挙げられたのは、万博の象徴として議論を呼びながらも、圧倒的な話題性を獲得したこと。さらに、イベント後も価値が持続する「新たな存在感」を示した点が評価された。

表彰式では、髙科氏とともにミャクミャクも会場に登場した。髙科氏は「ミャクミャクと一緒に横にいて話すと、誰も私の話を聞いてくれない」と冗談交じりに語り、会場の笑いを誘った。

ミャクミャクは、登場当初から賛否を呼んだキャラクターでもある。髙科氏は「生まれた頃は、どこに行っても『怖い』『気持ち悪い』『子どもが泣くから帰れ』と言われていた」と振り返った。一方で、接触機会が増えるにつれて評価は変わっていったという。髙科氏は「だんだん見慣れてくると、このぽよぽよしたお腹がかわいい」と受け止められるようになったと説明した。

「怖い」から「かわいい」へ ミャクミャクの評価逆転

「第19回ライセンシング ジャパン」内で展示されたミャクミャク

「第19回ライセンシング ジャパン」内で展示されたミャクミャク

ミャクミャクは、大阪・関西万博のロゴマークに続くシンボルとして生まれた公式キャラクター。2022年3月に公式キャラクターデザインが決定し、同年7月に愛称が「ミャクミャク」に決まった。以降、万博の周知や機運醸成に活用されてきた。

公式設定では、赤い部分は「細胞」、青い部分は「清い水」で、細胞と水が一つになって生まれた不思議な生き物とされている。名称には、脈々と受け継がれてきた人間のDNA、知恵と技術、歴史や文化を未来へつなぐという意味が込められた。万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」とも重なる存在だ。

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