なぜ最高峰自転車レースにME:I、クロちゃん起用? J SPORTSがツール・ド・フランスで探る“長寿コンテンツ”の広げ方

世界最大の自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」の開幕を控えた7月2日、レースを中継するスポーツ専門放送局「J SPORTS」は都内でプレス発表会を開いた。大会は7月4日にスペイン・バルセロナで開幕し、休息日を挟んで23日間にわたってフランス全土で熱戦が繰り広げられる。

J SPORTSは全21ステージをライブ放送・配信する。発表会には11人組ガールズグループME:I(ミーアイ)のAYANE、お笑い芸人のキンタロー。と安田大サーカスのクロちゃんが登壇した。

写真 プレス発表会に登壇したAYANE、キンタロー、クロちゃん

プレス発表会ではAYANE、キンタロー、クロちゃんが登壇し、ツール・ド・フランスの魅力をアピールした

ツール・ド・フランスは、サッカー・ワールドカップ、五輪に次ぐスポーツイベントともいわれ、2025大会はフランスで平均視聴率が40%超を記録した。一方、日本では視聴の入口をどう広げるかという課題がある。1ステージが長時間に及び、総合優勝、山岳賞、ポイント賞など複数の争いが同時に進むため、初心者にとっては視聴のハードルが高い。

J SPORTSは第1・第2ステージの無料配信、YouTubeでの各ステージ冒頭1時間無料配信、WOWOWオンデマンドでの共同配信などを用意。専門性の高い長期コンテンツを、初めて見る人、コアなファンに届けるための施策を展開する。

ABEMA、DAZNのような無料配信企画

J SPORTSにとって、サイクルロードレースは中核をなすコンテンツの一つ。前身にあたるSKY Sports時代の1998年からツール・ド・フランス中継を続けてきた。運営するジェイ・スポーツ 取締役 セールス&マーケティング本部長の宇都宮慎二氏は発表会の冒頭で、その頂点にあるのがツール・ド・フランスだと説明した。

同社はここ数年、第1ステージの無料配信や番組冒頭の無料視聴など、まず触れてもらうための入口を増やしてきた。宇都宮氏はABEMAやDAZN(ダゾーン)の取り組みにも触れながら、「少しでも無料で見ていただく口を広げようというのは、ここ何年かずっと取り組んでいる」と話す。

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