子どもや夫がトイレを汚してうんざりする、おしり洗浄の勢いを勝手に変更されて刺激にびっくりした——。こうした家庭内の「トイレトラブルあるある」に目を向けたのが、新しい「アラウーノ」だ。
パナソニック ハウジングソリューションズが9月2日に発表した全自動おそうじトイレの新製品「アラウーノ L-CLASS」は、国内主要メーカーの温水洗浄一体型便器では業界最小となる622mmのコンパクトさが特徴だ。床排水・標準タイプの同グレードでは価格を据え置き、一部仕様は5000円引き下げるなど、思い切った価格設定も強みとなっている。床置きタイプは10月21日、セミフロートタイプは12月21日に受注を開始する。
一方でこの新アラウーノには、目立った機能や特徴のほかにも、さまざまなニーズに対応した工夫がある。その一つが、男性が座って用を足す機会の増加に合わせた「入室時の泡の出し方」だ。そのほかにも、個人の好みの洗浄設定をワンボタンで呼び出せる機能など、家電メーカーならではの技術の粋を集めた驚きの仕掛けが施されている。取材を通してその全貌に迫った
「アラウーノ L-CLASS」
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便座を上げなくても泡、増える「着座派」に対応
機能面で目を引くのが、利用者の入室に連動して便器内に泡を出す機能だ。これまでのアラウーノにも、小便時の飛び跳ねを泡のクッションで抑える「ハネガード」があった。ただし、想定していたのは男性が立って用を足す場面で、便座を上げると水位を下げて泡を出す仕組みだった。L-CLASSでは入室時にも泡を出し、便座を上げない着座時にも、初めから泡がある状態で使えるようにした。
背景には、男性のトイレの使い方の変化がある。パナソニックが2020年8月に男女310人を対象に実施した調査では、男性155人のうち58%が「以前から着座していて変化はない」、11%が新型コロナウイルス感染拡大後に「着座してするようになった」と回答。合わせて7割近くが自宅では座って用を足していた。2015年の同社調査では着座派が約51%だった。
