【巨額すぎる負債】写真大手のゲッティ「破産」へ AIにおされ苦境に陥る

写真や映像などの素材を販売するストックフォト大手の米ゲッティイメージズは日本時間10月12日、日本の民事再生法にあたる米連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を申請し、株式を非公開化すると発表した。申請は数週間以内とし、年内の再建完了を目指す。多額の負債に加え、生成AIの台頭、競合であるシャッターストック社との合併計画が破談となったことなどで厳しい財務状況に陥っていた。

同社の発表によると、事業はこれまでと同様に通常通り継続され、取引先への支払いも通常通り全額行われるという。ロイター通信によると、同社の総負債額は2026年6月30日時点で約21億ドル(約3325億円)。画像素材を販売する「iStock」も展開しているが、個人でも簡単に好きな画像を作成できる生成AIが急速に普及し、需要が減ったとみられる。ニューヨーク証券取引所は9月、同社に対する上場廃止手続きを開始していた。

一方、報道写真を担う編集画像部門は今後も成長を続けると予測しており、部門の売上高は2029年までに3億6900万ドル(約584億円)から4億ドル(約634億円)に増加すると見込んでいる。今後はこうした報道写真やアーカイブを中心とした事業に注力し、再建を目指す。

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