ジョブズがマーケティング嫌いだった訳を考える「マーケターはグロースハッカーにもなれ」

鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)

スティーブ・ジョブズが大嫌いな言葉

画像提供Shutterstock

マーケティングという職務は派手なイメージがありますが、企業の中で価値を明確に出しているかどうかというのはいまひとつ疑問があります。なにせ財務指標には投資と言うより経費として計上されるうえに、どんな業界でも明確にマーケティングのビジネスパフォーマンスを測れる基準はありません(少なくとも自分は知りません)。

自分もマーケターのはしくれではありますが、取引先のバイヤーの責任者には常に「こんな広告で本当に商品が売れるのか?」という顔で見られます。そういう人たちは、新商品の話は嬉しそうに聞きますが、マーケティングの話になると即座に退屈そうな顔をするのを何度も見てきました。

スティーブ・ジョブズもブランディングやマーケティングという言葉が嫌いだったそうですが、本来は企業や商品に従属すべき意味合いであるマーケティングが、あたかもそれ自体が独立して価値を持つように見えることを警戒していたのではないかと思います。アマゾンの本を読む限り、ジェフ・ベゾスもマーケティング担当者には常に厳しいそうですが、それだけアプローチに関して常にパフォーマンスを高めるような絶え間ない追及をしているという印象があります。このような厳しさはおそらく旧来のマーケティング組織にはなかったもののように思います。

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デジタルマーケティング用語辞典
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■朝火英樹(ソフトバンクモバイル マーケティング・コミュニケーション本部 Webコミュニケーション部 担当部長)


1990年 国内メーカ入社。インターネットプロバイダ事業部門や全社統括するマーケティング・コミュニケーション部門を経て、2012年10月ソフトバンクモバイルに入社。現在、ソフトバンクモバイルのマーケティング・コミュニケーション部門にてWebを軸としたマーケティング業務を推進。日本アドバタイザーズ協会(JAA)デジタルメディア委員会 委員長。ネットPR「ニューズ・ツー・ユー」ユーザー会 会長。



■鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)


1991年広告会社の営業としてスタートし、ナイキジャパンで7年のマーケティング経験を経て2009年にニューバランス ジャパンに入社し現在に至る。ブランドマネジメントおよびPRや広告をはじめデジタル、イベント、店頭を含むマーケティングコミュニケーション全般を担当。

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■朝火英樹(ソフトバンクモバイル マーケティング・コミュニケーション本部 Webコミュニケーション部 担当部長)


1990年 国内メーカ入社。インターネットプロバイダ事業部門や全社統括するマーケティング・コミュニケーション部門を経て、2012年10月ソフトバンクモバイルに入社。現在、ソフトバンクモバイルのマーケティング・コミュニケーション部門にてWebを軸としたマーケティング業務を推進。日本アドバタイザーズ協会(JAA)デジタルメディア委員会 委員長。ネットPR「ニューズ・ツー・ユー」ユーザー会 会長。



■鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)


1991年広告会社の営業としてスタートし、ナイキジャパンで7年のマーケティング経験を経て2009年にニューバランス ジャパンに入社し現在に至る。ブランドマネジメントおよびPRや広告をはじめデジタル、イベント、店頭を含むマーケティングコミュニケーション全般を担当。

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