【前回のコラム】「第一志望はヒッピーだった。」はこちら
こんにちは。一部ではヒッピー藤倉と呼ばれるようになった藤倉郁浩です。来週の僕は何て呼ばれているのでしょう。そんなことを考えながら、ぽちぽちとキーボードを叩いています。
気がつけばコピーライター。
株式会社グラフィックに入社した僕は、コピーライターになりました。
と書くと、ずいぶんカンタンになれたみたいですが、実際にカンタンでした。なぜなら、「コピーライターの名刺をつくった」というだけだからです。
でも、これじゃ「自称」コピーライターですね。怪しさ満点です。「自称」をググると、「自称進学校」とか「自称ドS」「自称上級者」なんて関連キーワードが現れます。どうです、このダメな感じ。
そんな僕が、どのようにして(多少は)マトモなコピーライターになっていったのか、という話は追々するとして、まずは現在勤めている会社と、その仕事内容について少しだけ説明させてください。(会社の宣伝ではありませんよ!)
印刷会社のコピーライターって?
株式会社グラフィック。ご存知の方もいらっしゃるかと思います。『印刷の通販®』でおなじみ(?)のグラフィックです。
「印刷会社のコピーライター」と聞いても今ひとつピンとこないかもしれませんが、『All in ONE』を標榜するグラフィックには、ちゃんとしたクリエイティブの部署があるんです。その中にはコピーライターだけでなく、プランナー、アートディレクター、デザイナーなど、広告をつくるためのおなじみのレンジャーたちが揃っています。
手がける媒体は、新聞広告や雑誌広告、Webサイト、カタログ、折込チラシ、DM、動画などなど。クライアントも、商社、通信会社、建設会社、私立大学、メーカーなど多岐に渡り、しかも直クライアントが多いです。(ほぼ宣伝ですね。すみません)
コピーライターの活躍の場は、何も広告会社や制作会社に限りません。だから、就活に行き詰まっているコピーライター志望の学生さんは、少し広い視野で業界を見つめ直してみるのもいいかもしれませんよ。あぁ、学生時代のグダグダな自分にも言ってやりたい。
いざ、上級コースへ!
前置きが長くなってしまったので、グラフィック入社からコピーライター養成講座に通うまでの話を早送りでお伝えします。
「自称」とはいえ、それなりに仕事をこなしていたある日のこと。ふとした疑問がアタマをよぎりました。「オレ、このままで大丈夫なんだろうか?」と。すかさず「大丈夫なわけないだろ」というツッコミも入りました。
いくら資格のいらない職業とはいえ、自分には何もない。ちゃんとコピーを教わったこともなければ、賞のひとつも獲ったことがない。じゃあ、教わってみようじゃないの。賞だって獲ってやろうじゃないの。そうして、受講料の高さにおののきながらも、宣伝会議コピーライター養成講座に申し込んだのです。だいぶ早送りしました。
コースは、もちろん上級です。だってオレ、プロのコピーライターだもん。自信満々、意気揚々と講座の門を叩いた僕。しかし・・・そこには厳しい現実が待ち受けていました。
藤倉 郁浩(ふじくら いくひろ)
株式会社グラフィック 東京支店 東京デザイン課所属。ディレクター、コピーライター。
北海道札幌市生まれ。武蔵野美術大学卒業後、出版社勤務を経て現職。主な受賞歴は、第51回宣伝会議賞 シルバー、第52回宣伝会議賞 協賛企業賞、第5回販促会議企画コンペティション ファイナリスト他。2013年宣伝会議コピーライター養成講座上級コース修了。好物はビールと魚介類。
「コピーライター養成講座」
講師は一流のコピーライターが直接指導 プロを育てる実践型カリキュラム
いまでも多くの有名クリエイターを輩出している本講座。幾度かの改変を経て、内容を一新。コピーやCMといった、広告クリエイティブだけでなく、インタラクティブ領域のコミュニケーション、マーケティングやメディアクリエイティブなど、さまざまな視点からコミュニケーションを構築する能力を養い、次世代のクリエイターを育てます。
>詳細はこちら
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