【PR企画】
検索ワードから顧客ニーズを分析するコンテンツ戦略
講演者
- Faber Company 代表取締役 古澤 暢央 氏
サーチ領域から潜在顧客を集めるコンテンツ設計を得意とするコンサルティング/サービス会社Faber Company。代表の古澤暢央さんは、常陽銀行のコミュニケーション事例を基に、ユーザー視点に立った独自のコンテンツ戦略について語った。
常陽銀行は今年で創立80周年を迎え、茨城県を拠点に全国に179店舗を展開。地銀の中でも預金量5位を誇る。多様化する女性のライフスタイルに合わせて女性専用の住宅ローンなどのサービスがあったものの、Web上で上手くプロモーションされていなかった。それら女性向け金融商品の認知を高め、資金ニーズが顕在化した際に選ばれる銀行でありたいということから、同行は、サイト内に女性向け専用サイトJ-Paletteを開設し、Faber Companyはコンテンツ制作を支援することになった。まずは直近の成約を目指すのではなく、潜在ユーザーの興味に沿ったお役立ちコラムなどのコンテンツを制作、サイトへ何度も訪れてもらうための仕組みをつくった。「金融商品は成約までに時間が掛かるものなので、長期的な関係を築いていくのが重要です。いわゆる“バズる”コンテンツではなく、まずは能動的に検索している潜在ユーザーを大切にすべきとお話しました」(古澤さん)。
コンテンツ制作の鍵となるのが、潜在ユーザーの検索ワードを把握することだ。住宅ローンを組む前には、まず出産や引っ越しなど、家を購入するきっかけとなる出来事がある。そうしたゴールの1つ2つ手前のイベント時に検索されるキーワードを分析していくことで、潜在ユーザーの関心を生むコンテンツ作りが可能となるからだ。
「妊娠・出産時に、出産手当金のことを検索したら、常陽銀行のお役立ちコラムに辿り着く。次はお引っ越し。賃貸がいいのか購入がいいのか、いろいろ調べているうちに、また常陽銀行のコンテンツへ辿り着く。こうしたライフイベントを捉えたコンテンツ制作が、長期的な関係を築き、住宅ローンの事前審査申込へと繋がっていきます」(古澤さん)。ユーザー目線のコンテンツSEO導入後、最初の1ヵ月でアクセス数1400セッション獲得。約5ヵ月でその約20倍を超えた。女性のお金の悩みに応えることができる銀行として認知度を高めている。
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Google Analyticsと組み合わせる利益最大化解析ツール
登壇者
- グラッドキューブ 代表取締役CEO
金島 弘樹 氏
ECの市場規模は拡大し、インターネット通販は今後小売りの20%を占める60兆円市場になると試算されている。購買行動もスマートフォンからの購入が増加しており、高校生世代は90%がスマートフォンでしか購買したことがないというデータもあるという。こうした時代においては、ウェブ上でのユーザーエクスペリエンスを向上させることが重要となる。グラッドキューブの金島弘樹氏は、ECを運営する企業の多くが抱える課題として、売上やコンバージョン率の伸び悩み、広告効果の検証に必要な解析への予算がない、あるいはどの解析ツールが良いのかわからないといったことに加え、スマートフォンへの最適化の遅れなどを挙げた。
こうした課題を解消するために開発されたのがグラッドキューブのサイト解析・改善ツール「SiTest」だ。金島氏は、サイト改善において重要なスクロール率とボタンクリック率の改善方法として、グーグルアナリティクスを併用して見つけだしたサイト内の課題を、「SiTest」の機能を活用し最適化に成功した事例を紹介した。金島氏は、スクロール率をセグメント化し、検索エンジンからサイト訪問する人や、オンライン広告の媒体別に流入してきた人を解析し、それぞれに合わせたコンテンツを作ることでコンバージョンは上がると指摘。「SiTestでは、インターフェース内で簡単に文字や表示を修正、さらにアニメーションの追加をすることが可能なので、活用してほしい」と話した。
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