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シチズンと田根剛による新作インスタレーション、ミラノで発表

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シチズン時計は、イタリア・ミラノで開催されている世界最大規模のデザインの祭典「ミラノデザインウィーク」に出展。4月12日にミラノ トルトーナ地区のSuperstudio Piu “ART POINT”にて、同社のブランド理念を伝えるインスタレーション作品を発表した。

同社では「Better Starts Now」というブランドの信念のもと、時計の未来を切りひらくシチズンブランドの魅力をより多くの人へ伝えるべく、2014年よりミラノデザインウィークに出展を開始。今年で2回目となる。前回同様、クリエイティブディレクションを手がけたのは、フランス・パリを拠点とする建築家 田根剛氏(DGT.)。

田根氏と同社インハウスのデザインチームは2013年より「時計」をとおして「光」と「時」というテーマに向き合い、シチズンのブランド理念を伝えるインスタレーションの制作に取り組んできた。2014年に制作されたインスタレーション「LIGHT is TIME」はミラノサローネに初出展ながら、“Milano Design Award 2014”にて「ベストエンターテイニング賞」と「ベストサウンド賞」の2部門を受賞し、話題を集めた。また、昨年11月に東京で開催された凱旋展は、15日間の展示でのべ7万2000人も動員した。

本年度は、「time is TIME」がテーマ。”time” = 瞬間、はじまり、偶然、いま、そして”TIME” = 時代、永遠、必然、未来ととらえ、二つの時間(time/TIME)を体験するインスタレーションを制作している。

約850㎡の空間を埋め尽くすのは、時計の全ての部品を支える基板装置である「地板」。その数は、約12万個にも及ぶ。会場は2つの空間に分かれており、同じ地板を使いながらも異なる表現をとっているため、それぞれで違う「時」と「時間」の体験ができる。

田根氏は「『time is TIME』は時間実験の空間。時間だけが絶対に変わらず、その他すべてが相対的な存在であることを体感してもらえるインスタレーション」と話している。

展示は4月17日まで。

■クリエイティブディレクション:シチズン時計 デザイン部×田根 剛(DGT.)
■インスタレーションデザイン:DGT.(DORELL.GHOTMEH.TANE / ARCHITECTS)
■テクニカルディレクション:遠藤 豊(LUFTZUG)
■作曲、サウンドアート:evala
■サウンドエンジニアリング:WHITELIGHT


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