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「ひふみん」こと加藤一二三氏に日本PR大賞 日本ブラインドサッカー協会にも贈賞

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日本パブリックリレーションズ協会は25日、都内で広報・PRの視点から2017年に最も活躍した個人や団体を顕彰する「日本PR大賞」の授賞式を開催した。

「パーソン・オブ・ザ・イヤー」には「ひふみん」こと加藤一二三九段、PR活動を通じて地域社会の発展に貢献した個人・組織に与えられる「シチズン・オブ・ザ・イヤー」には特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会が選ばれ、それぞれ受賞の喜びを述べた。

満面の笑みを見せた「ひふみん」と、日本PR協会の近見竹彦理事長。

加藤氏は1954年に最年少・史上初の中学生プロ棋士となり、以来63年間戦い続けた。2017年の引退後は数多くのメディアで将棋への情熱を語り、「ひふみん」の愛称で親しまれる存在に。将棋を知らない人にもその楽しさを伝え、将棋ブームのけん引役となった点が評価された。

加藤氏は「引退戦の後の記者会見には100人もの報道陣が来て驚きました。ちょうど引退のタイミングで藤井聡太さんも注目を浴びるようになったので、ともに将棋界を盛り上げていきたいです」とさらなる飛躍を誓った。

また、日本ブラインドサッカー協会は、16年以上にわたり視覚障害者による5人制のスポーツ「ブラインドサッカー」の普及・定着化のために活動。活発な情報発信、オープンな情報開示姿勢、コンテンツづくりの多様性などPRの観点から見ても学ぶ点が多いとして選定された。

同協会代表理事の釜本美佐子氏は、「予算のない中、スタッフたちがアイデアを出してくれたおかげ。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けてよりいっそうPRを強化していきたいです」とコメントした。