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コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

『北の国から』を観てテレビの世界を目指した(ゲスト:大根仁)【後編】

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【前回コラム】「当時のコギャルたちに取材してつくった『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(ゲスト:大根仁)【前編】」はこちら

今回のゲストは先週に引き続き、『モテキ』や『バクマン。』など、ヒット映画を製作してきた映画監督の大根仁さん。映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』の話がまだまだ止まらない!

今回の登場人物紹介

左から、権八成裕(すぐおわパーソナリティ)、中村洋基(すぐおわレギュラーゲスト)、大根仁。

※本記事は8月30日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。

驚いたのは、ともさかりえの演技だった

中村:8月31日公開の、最強の笑って泣ける青春音楽映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』。今回は大根監督、大根映像ディレクターをお呼びしております。

大根:よろしくお願いします。澤本さんは今週も熱下がってない(笑)? 1週間も経ってるのに?

中村:先週から引き続き39度の熱を出していて。

大根:マジすか・・・。

権八:早速、「SUNNY」の話なんですけど、これは話題になるんじゃないかなと。

大根:当たりますか? 広告のプロから見て、ポスターのダメ出しなどないですか?

権八:あ、ポスター見てない。ツイッターで大根さんがウディ・アレンみたいにみんなから触られている写真は見ましたけど(笑)。うらやましい。

中村:そんなのあるんですか?

 

大根:もともと僕の携帯の待ち受け画面がウディ・アレンで、80年代に女優に囲まれている写真で。これ、僕大好きなんですよ。いつかやりたいと思っていて、今回現場でやってみたんです。

権八:頭を触ってるのは誰ですか?

大根:篠原さんじゃないですか。

権八:いい写真ですね、本当に豪華で。だって篠原涼子さん、小池栄子さん。

大根:大人世代は、板谷由夏、渡辺直美、ともさかりえ。

権八:もちろん篠原さんは素晴らしいんですけど、僕がびっくりしたのはともさかさんの演技。

中村:あ、僕も!

大根:来ましたね、俺もです。ともさかりえは今すごいんですよ。もともと演技のうまい子なんですけど、ここ10年ぐらいはそんなに目立った主役や作品がないので、みんな見逃しがちなんですけど、実はものすごい力を蓄えていた時期なんです。僕はこのメンバーの中で唯一、女子高生の頃から知ってるんですよ。それこそルーズソックスを履いていた頃から。

権八中村:へー。

大根:公私ともにいろいろなことを知っているというのもあるんですけど、それも含めてああいう重い役をやってもらっていて。

権八:芝居なんだけど、芝居を超えた迫力というか、鬼気迫るものがあってすごかったですよね。怖いぐらい。

中村:大人シーンで言うと荒れている感じのときもあって、一瞬、ともさかさんと気づかないぐらい。「あれ、ともさかりえ」とピントが合ってくると役への入り方がすごいなと。

大根:そうですね。物語全体がちょっとファンタジー要素のあるなかで、中盤に出てくるりえちゃんのところで一気に現実に引き戻されるという。

中村:あとは主人公の篠原涼子と広瀬すずがそんなにクロスオーバーしないと思いきや、すごく似て見えるときがあるのが発見で。

大根:そうでしょ。このキャスティングは俺が出したんですけど、最初はみんな「え、似てなくないですか?」って。やっぱり似てるということが重要なので、他のキャストは顔の造形も近いじゃないですか。

権八:そうですね。

大根:主役がそんなに似てないというのは問題と言われたんですけど、俺の中では最初から同一人物にしか見えない。

権八:そんなに(笑)。でもね、篠原さんはあの歳にしてあの透明感というか。ルーズソックスを履いてるシーンも面白かったですよね。

大根:この店行きたいなと(笑)。

権八:あとね、山本舞香ちゃんも僕ビックリしちゃったんですよ。こんなにできる人なんだと、存じ上げてなくて。鳥取出身の子ですよね?

次ページ 「広瀬すずのコメディエンヌとしての才能が爆発」へ続く