NTTドコモは11月9日、渋谷と広島の2拠点を5Gで接続した遠隔ダンスレッスンを記者向けに公開した。地域課題解決に取り組む組織「渋谷未来デザイン」と広島県が連携した企画で、計16人の中学生が参加した。
文部科学省が遠隔教育を推進するなか、教育機会の格差をなくす通信技術の活用可能性の検証が狙い。特に2012年に必修化されたダンスは、学校現場で専門知識を持つ指導者が不足しているという課題がある。
渋谷スクランブルスクエアで開かれたイベントには渋谷区の長谷部健区長も駆けつけ、「5Gには地域を盛り上げていく可能性がある。今後、教育分野以外にも広がっていくことを期待したい」とコメントした。
レッスンでは渋谷会場でダンサーが講師となり、約40分かけてレクチャー。広島からレッスンに参加した中学生たちも「ライブ映像を通じてダンスを学べるのは今までにない体験」と感想を述べ、終盤には両拠点が連携したダンスを披露した。
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