そもそもブランドはどうやってできる? ブランド戦略におけるコミュニケーション施策のつくり方

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「ブランドなんか大嫌いなブランド担当者が33年かかって、たどり着いたブランド論(実践編)」の第8回はブランド戦略を決めた後、どのようにコミュニケーション施策へ展開していくかについてです。具体的なコミュニケーション施策の話に入る前に、まずは「そもそもブランド(妄想)がどうやってできるのか」という基本から、順を追って紐解いていきます。

そもそも「ブランドはどうやってできる」のか?

実務者ブランドの定義では、『ブランドとは、生活者の頭の中に勝手にできたイメージ(妄想)』としています。あえて「勝手に」できたとしていますが、もちろん、ある日突然、消費者の頭の中に天からイメージが降ってきて、その結果として自然発生的にできるという意味ではありません。

企業や商品に関係する、何らかの情報が生活者に届いて(頭の中に入って)、それらの情報が頭の中で処理されて、自然発生的にイメージができるのです。(※本連載の前篇である「ブランドなんか大嫌いなブランド担当者が33年かかって、たどり着いたブランド論」

第6回

で、「梅干しはブランドづくりに意図的に取り組んでいないのに、梅干しにはブランドがある」とした理由もここにあります)。

情報は「生活者」と「企業・商品」とが接触するあらゆる機会、様々な接点から伝わります。代表的な接点としては、『商品』『サービス』『店舗』『従業員』『広告』『自社WEBサイト』『報道』『口コミ』等が挙げられます。

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片山 義丈(ダイキン工業 総務部/広告宣伝グループ長/部長)
片山 義丈(ダイキン工業 総務部/広告宣伝グループ長/部長)

1988年ダイキン工業入社、総務部宣伝課に配属。1996年広報部 広報担当、2000年広報部広告宣伝・WEB担当課長を経て2007年より現職。業界5位のダイキンのルームエアコンを一躍トップに押し上げた新ブランド「うるるとさらら」の導入や、ゆるキャラ「ぴちょんくん」ブームに携わる。現在は 統合型マーケティングコミュニケーション(IMC)による企業ブランド構築、マスとデジタルのB2C商品広告展開、広告媒体の購入、グローバルグループWEB統括を担当。日本広告学会員。

片山 義丈(ダイキン工業 総務部/広告宣伝グループ長/部長)

1988年ダイキン工業入社、総務部宣伝課に配属。1996年広報部 広報担当、2000年広報部広告宣伝・WEB担当課長を経て2007年より現職。業界5位のダイキンのルームエアコンを一躍トップに押し上げた新ブランド「うるるとさらら」の導入や、ゆるキャラ「ぴちょんくん」ブームに携わる。現在は 統合型マーケティングコミュニケーション(IMC)による企業ブランド構築、マスとデジタルのB2C商品広告展開、広告媒体の購入、グローバルグループWEB統括を担当。日本広告学会員。

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