10時間目:公式は覚えるな!と言う数学のB先生 & たった一言で工学の本質を問うたK教授。

【前回コラム】「9時間目:チーム分けは学年別。上級生vs下級生で戦うルールの「下克上体育祭」。」はこちら

(イラスト:萩原ゆか)

この連載も10回目。今回がちょうど半分の折り返し地点である。

個人的に貯めていた伝説の授業を採集したリストをこうやって原稿化したら、面白い面白いと言ってたくさんの方に読んでいただけて。本当にありがとうございます。広告業界のWebメディアで、まさか教育の連載が週間アクセス数1位になるなんてね。後半戦もお付き合いよろしくお願いします。まだまだスゴいの準備してますよ!

さて、今までほとんど人様のことばかりを書いてきたから、この節目の回は、自分が受けた伝説の授業のことを紹介しようと思う。

幸い、たくさん先生方に素晴らしい授業をしていただいたので正直選び難いのだが、その中からエイッと絞らせていただいて、2つにする。あの日のことがなかったら、自分の人生は違ったものになっただろう、というそんな授業のことを。

この2つの授業には共通点がいくつかあって。

まずは「常識や普通の逆を突かれた」こと。先生の「逆」な一言にハッとして、世界を見る目が変わったという点が共通する。

また、両方とも科目として理系の話であること。僕は小学校1年生の時の将来の夢文集に「発明家になりたい」と書いて以来、ずっと発明家になる道を進んでいたから。でもカンタンな話なので、理系以外の方が読んでも大丈夫。STEM教育がモテはやされている昨今なので、そういう点からも面白いかもしれない。

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倉成英俊 (Creative Project Base 代表取締役/ アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所所長)
倉成英俊 (Creative Project Base 代表取締役/ アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所所長)

2000年電通入社、クリエーティブ局配属後、多数の広告を制作。2005年に電通のCSR活動「広告小学校」設立に関わった頃から教育に携わり、数々の学校で講師を務めながら好奇心と発想力を育む「変な宿題」を構想する。2014年、電通社員の“B面”を生かしたオルタナティブアプローチを行う社内組織「電通Bチーム」を設立。2015年に教育事業として「アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」を10人の社員と開始。以後、独自プログラムで100以上の授業や企業研修を実施。2020年「変な宿題」がグッドデザイン賞、肥前の藩校を復活させた「弘道館2」がキッズデザイン賞を受賞。

倉成英俊 (Creative Project Base 代表取締役/ アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所所長)

2000年電通入社、クリエーティブ局配属後、多数の広告を制作。2005年に電通のCSR活動「広告小学校」設立に関わった頃から教育に携わり、数々の学校で講師を務めながら好奇心と発想力を育む「変な宿題」を構想する。2014年、電通社員の“B面”を生かしたオルタナティブアプローチを行う社内組織「電通Bチーム」を設立。2015年に教育事業として「アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」を10人の社員と開始。以後、独自プログラムで100以上の授業や企業研修を実施。2020年「変な宿題」がグッドデザイン賞、肥前の藩校を復活させた「弘道館2」がキッズデザイン賞を受賞。

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