「menu」は、日本発のデリバリー&テイクアウトアプリだ。2019年4月にテイクアウトサービスとしてローンチし、2020年4月からデリバリーにも参入をした。現在では全国で5万3000店舗が加盟し、日本でいちはやく47都道府県に対応した。
独自の施策として、月額でのサブスクリプションサービスや、レビューを書いてくれた顧客を対象としたガチャ機能など、サービスとしての魅力を高めている。
全体戦略として認知獲得を推進
「この1年で先行している大手2社に加えて、海外から続々と競合も現れ、デリバリー業界は戦国時代と呼ばれています。そのような中でも選ばれるために、まずは認知をとることが必要になってきます」と、menu コミュニケーション本部本部長の山敷真氏はコミュニケーション戦略について話す。
そこで始めたのがテレビCMだ。2021年4月から、ワンピースとコラボしたテレビCMを放映した。これにより全国的に認知をとりにいく。「他社が知名度の高いタレントを揃える中で、同じキャスティングの方向性だと埋没してしまいます。加えて後発なため、信頼感を大事にしていこうと国民的漫画のワンピースと組みました。老若男女に向けての広さがありますので、多くの人たちに認知してもらえたらと」。
テレビCM放映後は、注文量や新規流入が増えているという。また、そういったユーザー以外にも、飲食店、配達員との関係にも好影響が生まれているようだ。「ワンピースとコラボしていることで、この事業に対する本気度が伝わりました。新興企業としてどのくらい事業が続くかなど信頼性が低い状況だったと思いますが、本気で成長させていく意気込みが伝わり、飲食店の加盟などにプラスの影響がありました」(山敷氏)。
このようにリーチ効率のいい媒体で急激な認知を獲得しつつ、それから先につなげる利用促進についても別の媒体で精緻な施策を行っている。
新着CM
-
販売促進
ファンタジー好きに訴求するグミ カンロ、空想の果実をイメージした新商品
-
販売促進
横須賀市、メタバースで観光誘致 AIアバターの実証も開始
-
AD
宣伝会議
【広報部対象】旭化成のグローバル社内イベント成功事例を紹介
-
コラム
サムライマックのCMに「ありがとう」と言いたい(遠山大輔)【前編】
-
クリエイティブ (コラム)
アイデアが苦し紛れにくっつく瞬間がある――「KINCHO」ラジオCM制作の裏側
-
AD
広告ビジネス・メディア
フィジカルとデジタルをひとつに捉え 人・時・場に応じた最適な配信を行う
-
AD
特集
Hakuhodo DY ONE ―博報堂DYグループのデジタルコア
-
販売促進
ベビー用品の速達デリバリー 日本トイザらス、30分以内におむつやミルクを配達
-
販売促進
「認知獲得」「販促」の両方使えるリテールメディア特性がメーカーの混乱を招く