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電通グループ、米国企業からCXM事業を買収 276億円

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ライブエリアが手掛けた案件のひとつ、クロックス「Jibbitz Charm Personalizer」。Webサイトの国際賞「Webbyアワード2020」では、ショッピングサイトカテゴリーで公式推薦(Official Honoree)に選ばれた。公式推薦は、受賞(Winner)、受賞候補(Nominee)に次ぐ名誉賞。

電通グループは7月7日、米PSFweb社の事業「ライブエリア(LiveArea)」を買収することで合意したと発表した。ライブエリアはeコマースを中心にWebサイト、コンテンツ制作や広告運用など、顧客体験マネジメント(CXM)を担う企業。マーケティング・テクノロジーなどで構成する事業領域での売上総利益を伸ばす狙いがある。

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ライブエリアは、電通グループが海外展開するうちの1社で、データマーケティング会社のマークル(米メリーランド州)の傘下に入る。買収金額は2億5000万ドル(およそ276億円)。ライブエリアの2020年4月1日から21年3月31日までの単体売上高は約8500万ドル(およそ94億円)だった。

電通グループは「カスタマートランスフォーメーション&テクノロジー(CT&T)」と名付けた領域での収益を伸ばそうとしている。CT&Tは、マーケティング・テクノロジーや、コマース、システム・インテグレーションなどの事業で構成される領域で、21年度第1四半期時点では、連結売上総利益のうち、29.1%をCT&T領域の事業が占めている。24年までの中期経営計画では、CT&Tの比率を50%まで高めるとしている。