NTTデータがデザインコンサルティング領域を強化する。3月8日、大伸社グループで、デザインリサーチ事業のmct(東京・渋谷)と資本業務提携した。
コンサルタントを拡充し、商品やサービスを購入するまでの過程やアフターサポート、利用者の体験を重視した事業変革の支援に生かす。提携を踏まえ、2026年度をめどに支援先企業を50社に増やす。
mctの発行済み株式5%を親会社の大伸社から取得した。取得価額は1000万円。mctは2014年設立で、商品・サービス利用者の定性調査、新規事業開発や既存事業の変革、ビジネスプロセスや組織の改善などを手がけている。直近2023年11月期の売上高は7億9100万円、純利益は3900万円。
NTTデータは2020年、日本のほか、イタリア、ドイツ、イギリス各国のデザインスタジオの人材を組織化した「Tangity(タンジティ)」を設置。顧客を起点としたサービス開発支援を強めている。mctとは従来から取引実績があり、提携につながった。
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